車外装備品 完成! [TIGER I 1/48]
さていよいよ大詰めです。
スコップやハンマーなどの車外装備品を塗装します。
木製の柄の部分はレッドブラウンにダークイエローのドライブラシ。金属部分はダークグレイ、エッジに鉛筆でツヤを付けてます。さらに「焦げ茶」でウォッシングです。
ここから余談
車体前面右寄りに「福」の字が上下逆になっているマークがあります。これは中国で「倒福」と呼ばれる幸運のおまじないで、「到福(福が来る)」と同じ発音「ダオフゥ」なので縁起物になっているそうです。中華料理店で壁に飾っていたりしますね。
で、中国のラッキーシンボルがなぜドイツ戦車に??というお話。
実はドイツ軍は1920~30年代に中国国民党軍と提携関係にあり、軍事顧問団を派遣したり兵器を売りつけたりしていました。なのでこの時期に「倒福」の知識がドイツへ輸入されたのでは…というのが定説。
ちなみにこの提携関係は日中戦争の勃発とともに解消されてしまいます。
余談おしまい
排気管にもうひと手間。
排気の吹き出し口周辺にはフラットブラックで「スス」を付け、さらに排気熱で傷みやすいカバー外側を派手に錆びさせます。水性カラーの「ラスト(錆び)」を塗り、生乾きのうちにゴシゴシを擦るといい感じ。
最後にフラットクリアーを全体に薄く吹いてツヤを整え、完成です!
武装親衛隊 装甲擲弾兵師団 "ダス・ライヒ" 第8中隊 S33号車(1943年夏 東部戦線)
TIGER I は1942年夏から量産が開始されました。
高射砲から改造した強力な88mm Kwk 36L/56砲と最大100mm厚の装甲を備え、攻防ともに以前のドイツ軍戦車とは段違いの性能を発揮した新型重戦車です。しかし上記の性能は一方で57tにものぼる過大な車重を必要とし、機動力と機械的信頼性を低下させました。したがって本来想定していた陣地突破戦闘よりも、敵戦車の突進を食い止める機動防御戦闘で大きな戦果をあげたそうです。
今回製作したのは武装親衛隊 装甲擲弾兵師団 "ダス・ライヒ" に所属する1両です。"ダス・ライヒ"(『祖国』の意)という名を冠したこの師団はポーランド侵攻後に設立されました。よく訓練されたエリート部隊で、フランス、ルーマニア、ユーゴスラビアなどを転戦しています。1941年夏のソ連侵攻(バルバロッサ作戦)ではモスクワまで数十キロの地点まで迫りますが、赤軍の反攻と悪天候に阻まれて多大な損失を被り、一度フランスへ後送され補充を受けました。1943年の初めに再び東部戦線へ投入された "ダス・ライヒ" はクルスク、ハリコフ、キエフなどを巡り、圧倒的な物量で押し寄せる赤軍を相手に激戦を繰り広げたのです。
そんな夏のウクライナ戦線にて。
作ってみた感想・反省点
・枝状迷彩は塗料濃度がキモ。濃度が適正ならなんとかなる
・ウェザリングがデカールを侵食してしまった。いったんクリアーでコートすりゃよかった
・足回りの泥汚れが単調で研究の必要あり。やはりピグメントとやらを使ってみようか
さて次はSU-122 です。
ソビエト人民の榴弾砲がファシストの陣地を粉砕する! ウッラー!
スコップやハンマーなどの車外装備品を塗装します。
木製の柄の部分はレッドブラウンにダークイエローのドライブラシ。金属部分はダークグレイ、エッジに鉛筆でツヤを付けてます。さらに「焦げ茶」でウォッシングです。
ここから余談
車体前面右寄りに「福」の字が上下逆になっているマークがあります。これは中国で「倒福」と呼ばれる幸運のおまじないで、「到福(福が来る)」と同じ発音「ダオフゥ」なので縁起物になっているそうです。中華料理店で壁に飾っていたりしますね。
で、中国のラッキーシンボルがなぜドイツ戦車に??というお話。
実はドイツ軍は1920~30年代に中国国民党軍と提携関係にあり、軍事顧問団を派遣したり兵器を売りつけたりしていました。なのでこの時期に「倒福」の知識がドイツへ輸入されたのでは…というのが定説。
ちなみにこの提携関係は日中戦争の勃発とともに解消されてしまいます。
余談おしまい
排気管にもうひと手間。
排気の吹き出し口周辺にはフラットブラックで「スス」を付け、さらに排気熱で傷みやすいカバー外側を派手に錆びさせます。水性カラーの「ラスト(錆び)」を塗り、生乾きのうちにゴシゴシを擦るといい感じ。
最後にフラットクリアーを全体に薄く吹いてツヤを整え、完成です!
武装親衛隊 装甲擲弾兵師団 "ダス・ライヒ" 第8中隊 S33号車(1943年夏 東部戦線)
TIGER I は1942年夏から量産が開始されました。
高射砲から改造した強力な88mm Kwk 36L/56砲と最大100mm厚の装甲を備え、攻防ともに以前のドイツ軍戦車とは段違いの性能を発揮した新型重戦車です。しかし上記の性能は一方で57tにものぼる過大な車重を必要とし、機動力と機械的信頼性を低下させました。したがって本来想定していた陣地突破戦闘よりも、敵戦車の突進を食い止める機動防御戦闘で大きな戦果をあげたそうです。
今回製作したのは武装親衛隊 装甲擲弾兵師団 "ダス・ライヒ" に所属する1両です。"ダス・ライヒ"(『祖国』の意)という名を冠したこの師団はポーランド侵攻後に設立されました。よく訓練されたエリート部隊で、フランス、ルーマニア、ユーゴスラビアなどを転戦しています。1941年夏のソ連侵攻(バルバロッサ作戦)ではモスクワまで数十キロの地点まで迫りますが、赤軍の反攻と悪天候に阻まれて多大な損失を被り、一度フランスへ後送され補充を受けました。1943年の初めに再び東部戦線へ投入された "ダス・ライヒ" はクルスク、ハリコフ、キエフなどを巡り、圧倒的な物量で押し寄せる赤軍を相手に激戦を繰り広げたのです。
そんな夏のウクライナ戦線にて。
作ってみた感想・反省点
・枝状迷彩は塗料濃度がキモ。濃度が適正ならなんとかなる
・ウェザリングがデカールを侵食してしまった。いったんクリアーでコートすりゃよかった
・足回りの泥汚れが単調で研究の必要あり。やはりピグメントとやらを使ってみようか
さて次はSU-122 です。
ソビエト人民の榴弾砲がファシストの陣地を粉砕する! ウッラー!
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