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海自呉史料館 大和ミュージアム [雑記]

初めての呉訪問です。

まずは海上自衛隊呉史料館。通称「てつのくじら館」
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1985年に進水し、2004年に退役した海上自衛隊の潜水艦「あきしお」の陸上展示が目玉です。
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1/700スケールだと10センチ余りになってしまいますが、やはり実艦は巨大!
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内部も見学可能。指令室には2基の潜望鏡があります。
狭い艦内で75名の乗員が生活するために、居室は極限まで切り詰められたスペースになっていました。水兵も士官も3段ベッド、椅子の中は野菜の貯蔵庫。唯一の個室である艦長室も、新幹線のトイレより少し広い程度です。長期の航海では精神的なストレスも相当なものになるのでは。本当にご苦労様です。
史料館では、敗戦直後から続く日本近海の掃海活動、についての展示も充実していました。様々に進化していく機雷と、それを発見し処分する掃海具のイタチごっこはなかなか面白い。




そして、道を挟んだ向かい側にあるのが大和ミュージアム
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屋外には、呉港に停泊中謎の爆沈事故を起こした戦艦「陸奥」のスクリューや舵が展示されています。
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こちらは「陸奥」の40センチ主砲身。

館内に入ればまず1/10の戦艦「大和」が
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全長27メートルの迫力は圧倒的です。
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写真1枚には収まりきらない!
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戦艦は斜め後ろからが一番そそります笑
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館内では海軍創設~軍艦国産化~呉軍港の発展~太平洋戦争~敗戦後の呉港という流れで展示されていました。主なものを紹介します。

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日露戦争の最中に呉で建造された、一等巡洋艦「筑波」(のちに巡洋戦艦へ類別変更)
それまで日本海軍はイギリスやフランスから大型艦艇を購入したり、設計情報を元にライセンス生産を行ったりしていましたが、「筑波」は日本独自の設計と造船技術を用いて建造された、最初の主力艦です。

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おなじみの航空母艦「赤城」

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これもおなじみの零式艦上戦闘機
同じフロアでは、特攻隊員が家族へあてて録音した遺言を聞くことができます。家族への感謝と特攻への決意を語る、非常に落ち着いた口調が胸にゾワゾワとしたものを感じさせます。

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戦争末期に開発された特殊潜航艇「海龍」
魚雷2本を発射後、自らも敵艦に突入し自爆するという特攻兵器です。本土上陸を目指す米輸送船団への攻撃を期して200隻余りが生産されましたが、幸いにして実戦投入されることなく終戦。

海軍解体後、呉は商港・造船都市として生まれ変わります。
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「日精丸」は石川島播磨重工業が呉で建造した、当時世界最大の石油タンカー。載荷総重量48万トン、全長378メートルという桁外れの大きさです。


最後に
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小さくて分かりづらいですが、呉港に停泊中の輸送艦「しもきた」
撮影地点からの距離は約4000メートルとのこと。呉はまだまだ現役の軍港なのだな、と感じます。


今回は時間があまりなく、ゆっくりと見学はできませんでした…
大和ミュージアムには1/100スケールの精密な艦船模型が写真をアップした分の10倍(!)はありましたし、装備品や記念品の現物も無数に展示してあります。水生のミリヲタさんはたっぷり半日楽しめるのではないでしょうか。

呉には鎮守府長官公邸や、海軍兵学校(現・海自幹部候補生学校)などの見どころもあります。
しばらくしたらまた来たいですね
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