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『レッド・オクトーバーを追え!』 [戦争映画]

『レッド・オクトーバーを追え!』
1990年公開 ジョン・マクティアナン監督
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冷戦末期、ソ連海軍の建造した最新鋭の原子力潜水艦「レッド・オクトーバー」が訓練のために出航。しかしショーン・コネリー演じる艦長は艦を手土産にアメリカへの亡命を企図していた。
「レッド・オクトーバー」は無音推進装置を備え、従来の索敵システムでの発見は全く不可能。大艦隊を出動させ追跡を図るソ連海軍。警戒を強める米海軍。両国の緊張の中、主人公のCIA分析官は艦長の意図を読みとり、接触を試みる。


潜水艦映画の古典といってもいいでしょう。
完全に「音」に頼った索敵、複雑な海底地形での秒単位の操艦、迫る魚雷、など「外が見えない」状況での戦闘という独特の緊迫感が全編にわたって味わえます。もう一歩踏み込んでほしかったのは、潜水艦という閉鎖空間における生活の異質さでしょうか。呉港の「てつのくじら館」で海上自衛隊の潜水艦を見学したときには、その狭さに驚きました。「レッド・オクトーバー」はタイフーン級の改良型という設定で、排水量32000t という超々大型潜水艦なのでそのあたりは事情が違うのかもしれませんが。。
トム・クランシー原作のハリウッド映画です。テンポのよさは抜群で、飽きることなくエンディングを迎えることになるかと思います。


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★★★☆☆
模型モチベ刺激指数は 3点(5点満点)

今まで全く食指が動かなかった「現代の潜水艦」というジャンルに挑戦してみたくなりました。
中でも本作の主役たるタイフーン級は水線長175m(阿賀野型軽巡とほぼ同じ)、排水量32000t(長門型戦艦に匹敵)のトンデモな巨艦で、作りごたえもありそうです。部品数は少ないので、映画を見た後にサクッと作れるかも?
劇中では追手役としてソ連のアルファ級、米国のロサンゼルス級も登場しますが、艦内のシーンがほとんどで艦影を見る機会は少ないです。むしろ主人公が乗ったヘリを発艦させる原子力空母『エンタープライズ』が見どころです。実艦ロケを行ったようで、ウェザリングやディテールの参考になるかと。

こんなモデラーさんにおすすめ
・タイフーン級原潜
・その他冷戦期の原潜
・空母『エンタープライズ』

原潜プラモといえば童友社が販売する HOBBY BOSS社製の1/700シリーズ(1000円出すとお釣りがくる)しか知りませんでしたが、DRAGON社からは1/350のタイフーン級も発売されているようですね。ただ漫然と作ったら、巨大な「ふ菓子」のようになってしまいそうな…ある意味難易度の高いキットです。
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