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船体ディテール [浜風 1/700]

船体に追加工作。

甲鈑の継ぎ目を表現します。
DSCN3345.JPG
2mm幅に切ったマスキングテープを並べて平行に貼り、段違いに剥がしてからサーフェイサーを吹きます。段差を作りたいので、やや厚塗り。モールドが潰れてしまわないよう、甲板上面はマスキングします。

剥がすとこのように
DSCN3347.JPG

キットには舷窓のモールドが全くありません。今回は開戦時の姿なので、0.5mmピンバイスで開け直します。
DSCN3346.JPG
キット箱絵を参照しながら開口します。真っすぐに並ばないとカッコ悪いので、マスキングテープをガイドに使いました。

舷外消磁電路をライオンロア社のエッチングパーツで再現します。真鍮製の軟らかいパーツで加工しやすいです。
DSCN3349.JPG
鋼鉄でできた艦船は磁気を帯びており、洋上を航行すると周辺の地磁気にわずかながら影響します。この地磁気の乱れに反応して起爆するのが磁気機雷です。磁気機雷による被害を防ぐため、太平洋戦争直前に日本海軍は「舷外消磁電路」を多くの艦艇に装備しました。船体の外周全体にコイルを巻き電流を流すことで、磁気を打ち消そうとしたのです。
1940(昭和15)年11月の出師準備令以降にほぼ全ての艦に取付けられています。ただし戦争末期に新造された軽巡『大淀』や駆逐艦『松』型、航空戦艦に改造された『伊勢』型の写真には舷外電路がありません。これは艦内に装備されたためとも、効果に疑問が持たれ装備されなかったためとも言われています。
戦時のみに装備された舷外電路はその詳細を知るための資料が少なく、各艦の取付け位置もはっきりとは分かっていませんが、舷窓やスクリューガードなどの設備を迂回して取付けられたようです。


続いて艦上構造物と兵装の工作に移ります。
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