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年始準備 [雑記]

今年もあと22時間ほど。
大急ぎで正月飾りをこさえました。
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これを付けてる車、最近見ませんね。

戦場の Happy New Year
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ちょっとスケール感に無理がありますね。
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ギア上げた途端に風で吹き飛ばされそう。
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今年の完成は
・RS250RW
・鶴ヶ城
・MARDER Ⅲ
・零戦21型
・零戦52型
艦船ゼロとは。2014年こそは1年以上寝てる三笠とメタルギアREXをやっつけていこう。

皆様、良いお年を。

第13旅団・海田市駐屯地記念行事 その2(訓練展示) [雑記]

信号ラッパで訓練開始です!
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設定は、正面右手の陣地を占拠した敵勢力を左手から自衛隊が攻撃し制圧するというもので去年と同じ。
ヘリからレンジャー部隊が降下します。
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目の前を全力ダッシュ
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敵が毒ガスを使用
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見るからに体に悪そうな色ですね。すかさず化学防護車が登場、除染作業にかかります。
間隙を衝いて偵察オートバイ部隊が進出
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さらに87式偵察警戒車
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155mm榴弾砲
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81式短SAM
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120mm迫撃砲
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普通科部隊が次々に進出
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敵航空機に携帯地対空誘導弾を向ける
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155mm榴弾砲が支援射撃を行いつつ
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戦車部隊が進出
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対空射撃を開始します。
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戦車部隊も支援射撃を開始
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砲火をとらえることはできませんでしたが、迫力が伝わるでしょうか

普通科部隊が制圧行動を開始
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74式戦車はしきりに態勢変換を行っていました
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普通科部隊の戦闘中に負傷者発生!
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まずは隊員が担ぎ上げて
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すぐに衛生部隊へと引き渡します。
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92式地雷原処理車
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発射したロケット弾からパラシュートが展開し、26個の爆薬が縦一列に着地。同時に起爆して地雷原内に安全な通路を確保するそうです。ぜひとも見てみたいものですがこれまでの訓練展示ではいずれも「発射するフリ」のみ。富士の総合火力演習では実弾を使うんでしょうか。

75式装甲ドーザが突撃
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敵勢力の設置したバリケードや鉄条網を破壊して突破口を開きます。

すかさず普通科部隊と戦車隊が突入して敵陣地を制圧
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訓練の締めくくりはやはり信号ラッパ
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目の前に偵察警戒車
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足回りには泥ハネが見えます。


このあと恒例の大規模な装備品展示もあったのですが、雨がぱらついていたので急いで撤収しました。
これにて中国地方の陸上自衛隊イベントシーズン終了。三軒屋、米子、日本原、海田市と回を追うごとに規模と内容が充実していきます。来年は山口と出雲も行ってグランドスラムを目指すぞ!

第13旅団・海田市駐屯地記念行事 その1(観閲行進) [雑記]

第13旅団創立14周年・海田市駐屯地創設63周年記念行事に出かけました。
朝からあいにくの雨でしたが、到着した9時半から観覧席はいっぱい。観客席前の砂かぶり席から見ることにしました。ちょうど記念式典が始まる直前で、各部隊が入場整列。
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演奏は第13音楽隊。クラリネット・サックスなど木管楽器は雨濡れを防ぐためにビニール袋を被せています。
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旅団長の式辞、来賓祝辞の後に観閲行進…の準備があります。
その間に演奏披露。曲はJ.P.スーザの行進曲『雷神』、さらに第13音楽隊隊長が自ら作曲したという行進曲『挑戦』。

準備整いました。観閲部隊指揮官の第13旅団副旅団長(兼・海田市駐屯地司令)が旅団長に、観閲行進の開始を報告。
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まずは第13旅団が管轄する、中国地方5県の県旗が入場
岡山 漢字の「岡」
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広島 片仮名の「ヒ」
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山口 漢字の「山」「口」
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鳥取 平仮名の「と」
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島根 片仮名の「マ」を4つ
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ちなみに全国の都道府県旗は1960年代に制定されたものが多く、今見るといかにも古臭いデザインだったり、むしろ斬新に見えたりいろいろです。
個人的に選んだワーストは三重県
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躍動する平仮名「み」のダサさ。同じ「み」を使いながらシンメトリーにまとめた宮城県を見習ってほしい
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同じく個人的に選んだベストは岐阜県
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『岐』の略字が意外にモダンな印象。と思いきや円で囲むことで伝統的な紋章らしく見えてとてもよろしい。

閑話休題。
観閲行進の先頭は指揮通信車に乗った指揮官と
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高機動車に分乗した幕僚たち
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続いて海田市に駐屯する第46普通科連隊
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隊列の最後に、ギリースーツを着た狙撃手が。
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「ムック!」と喜ぶ子供たち
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車上の隊員が構えているのは01式軽対戦車誘導弾
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非冷却型赤外線誘導装置を初めて採用した対戦車ミサイルです。従来の冷却型は赤外線センサの素子を極低温に保つ必要がありましたが、これを省略することで大幅なコスト削減と即応性向上を果たしました。とはいっても1基あたりの調達価格は約2,600万円だって。うへぇ。

続いて87式偵察警戒車を先頭に出雲の第13偵察隊
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偵察用オートバイはカワサキ製のKLX250
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ちなみに本日は悪天候のため予定されていたオートバイドリルは中止になってしまいました。

85式地上レーダー装置
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そして我らが岡山の日本原から、第13特科隊
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155mm榴弾砲。いつ見てもいい
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とてもよい
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同じく日本原から、第13高射特科中隊の81式SAM
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対空レーダー装置 on 73式大型トラック
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海田市の第13施設中隊から、道路障害作業車
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よく見るとドリルのアタッチメントが付いています! 災害派遣で瓦礫を撤去したり活躍したそうで。一方で地雷敷設など障害を作るお仕事もこなします。

81式自走架柱橋
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6両1セットで、最長60mの架橋が可能です。ただし耐用荷重42tなので、90式戦車や155mm自走榴弾砲は通過することができません。また、架柱を使用するために河川の流速や河床地盤によっては架橋が制限されることもあり、後継である07式機動支援橋の制式採用が進んでいます。西日本では徳島駐屯の第14施設隊に配備。

バケットローダ
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パワーショベル
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アーム端部がぐるぐる回るように改装されていて、塹壕をサクサク掘ることができます。

続いて第13後方支援隊。通信用?アンテナ付の73式中型トラック
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補給中隊の3トン半燃料タンク車
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輸送隊の73式特大型セミトレーラ
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最大積載量は40tなので、74式戦車(38t)を輸送することができます。
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路上でこれに遭遇したらたまげますねぇ。
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第46普通科連隊の車両から、特に災害派遣チームとしての観閲も行われました。これは給水車
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人命救助システム
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阪神大震災を教訓に、災害時の人命救助(捜索、救出から負傷者の搬送まで)に必要な資機材をまとめたセットで、トレーラやヘリで運搬して即座に展開できます。またコンテナ自体は救護所に化けます。

陸上部隊の最後に第13戦車中隊の74式戦車
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いい場所がとれて、目の前を疾走します。
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この近さ
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上空で防府の第13飛行隊が祝賀飛行。
カイユース OH-6
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ヒューイ UH-1
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AH-1S コブラ
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予定ではこの後落下傘部隊による降下訓練が展示されるはずでしたがこれも悪天候により中止。
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降下目的地点は上空から見たら狭いグラウンドです。雨雲により相当視界が悪いのでやむなし。

今シーズンの最後となる訓練展示編に続く!

日本原駐屯地創設48周年記念行事 その2(訓練展示) [雑記]

観閲行進が終わり、第13偵察隊によるオートバイドリルが披露されます。
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車上での射撃から、車体を倒しての射撃も。

第13音楽隊が再び入場。パーカッション部隊も一緒です
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さらに現在一線を退いた105mm榴弾砲が入場。演奏する曲はチャイコフスキーの序曲『1812年』です。ナポレオン戦争の勝利を記念して作曲され、通常のオーケストラ編成に加えて大砲や教会の鐘を取り入れた壮大な曲です。2012年度版ですが You Tube に動画がありました。
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105mm榴弾砲×3門、155mm榴弾砲×2門の超豪華編成。最後には紙吹雪の空包が舞い、勇壮かつ華やかな演奏でした。


そして訓練展示の始まりです。今回の設定では戦車を含む敵部隊が海岸に上陸
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味方部隊に損害を与えます。
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すかさず衛生部隊が負傷兵を収容
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よく見えませんが後方では整備部隊が破壊された戦車の履帯を直しています。

敵情を探るためオートバイ部隊が出動
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さらにレンジャー部隊が敵陣奥深くへ侵入します。
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「ムックだー!」と子供たち大喜び。

指揮官の命により総攻撃が開始されます。155mm榴弾砲の支援射撃
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さらに74式戦車2両が突撃援護射撃
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最後に装輪装甲車から歩兵が進出し敵陣地を制圧! 状況終了です。

少し撮影位置を変えて
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なかなか豪華でした。
秋は陸上自衛隊のイベントシーズンですが、三軒屋⇒米子⇒日本原と次々に規模が大きくなっている気がします。第13旅団のメイン、来週11/3の海田市駐屯地が楽しみです!

日本原駐屯地創設48周年記念行事 その1(観閲行進) [雑記]

10月26日(土)に開催された日本原駐屯地創設48周年記念行事に行ってきました。

日本原駐屯地の起源は1908年に陸軍が設置した日本原演習場です。姫路・広島・善通寺の各師団が実弾射撃訓練に使用しました。敗戦後米軍の接収を経て、警察予備隊および陸上自衛隊の使用する演習場となりました。駐屯地の開庁は1970年で、第13旅団隷下の特科隊・戦車中隊・特科高射中隊などが駐屯しています。第14旅団(四国を管轄)所属の第14戦車中隊も、演習場の都合で日本原に駐屯しています。

到着するとすでに隊員整列済。来賓や祝電の紹介がされていました。
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式典が終わり、第13音楽隊がドラムマーチとともに退場。
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迷彩服のドラムメジャーかっこいい。

観閲行進の始まりです!
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観閲部隊指揮官を先頭に、司令部付部隊から次々に入場します。曲は『祝典ギャロップ』

来賓席の手前で各車の進行を統制する隊員
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彼の赤旗は責任重大です。

82式指揮通信車
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泥濘の中で発進と停止を繰り返したためタイヤに筋状の泥汚れが。

早くもドロドロになったグラウンドに中砲牽引車が
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MFW(まいふぇいばりっとうぇぽん)の155mm榴弾砲です!
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いやー、いつ見ても男前ですねぇ
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まだまだ続くぞ
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特科高射中隊の93式SAM
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施設隊所属のトレーラ
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そして最後に戦車が登場
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子供たち大喜び
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もちろん大人も大喜び
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泥を巻き上げて突き進む! 悪路の方が映えますね
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訓練展示編に続く。

三軒屋駐屯地創設58周年記念行事 [雑記]

岡山市北区にある三軒屋駐屯地へ出かけてきました。

前身は旧陸軍の兵器補給兵廠三軒屋部隊。関西補給処指揮下の三軒屋弾薬支処が駐屯し、西日本に駐屯する各部隊の後方支援を担っています。
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東北西を山に囲まれ、南は岡山の市街地に面しています。

到着すると記念式典の開始直前で、すでに隊員がグラウンドで整列していました。
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各部隊長の報告を受ける指揮官
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式典開始に先立って、観衆の目の前を国旗が入場します。2名の士官が着剣して護衛。
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壇上で旗礼。観衆も自然と頭が下がります。
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式典中は旗手台にて待機。
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駐屯地司令の式辞
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この後、衆参国会議員や自治体首長の挨拶が続きます。国防の危機を説き感情に訴える若手議員と、予算のことなら任せろと語る老獪な議員の対比が面白かった。

式典終わり
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隊員は颯爽と退場して、第13音楽隊(海田市駐屯地)が残ります。
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『国民の象徴』『栄光の架橋』『Ob-La-Di Ob-La-Da』の3曲を演奏。
さらに、山口駐屯地からのゲスト『維新太鼓』による和太鼓演奏。
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そうこうしているうちに155mm榴弾砲が準備完了!
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いよいよお待ちかねの訓練展示が始まります!

敵さんは左側の高地に陣取っています。
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ヘリコプターとオートバイ部隊が偵察を行ったのちに、本格的な攻撃が始まります。
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正面の6輪車は12.7mm重機関銃M2を装備した82式指揮通信車。左側は1/2tトラック(パジェロ)です。

より有効な支援攻撃の要あり…ということで、ついに榴弾砲が火を噴きます。
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155mm榴弾砲(FH70)はNATOの計画に基づいて西独・英・伊の3国が共同開発し、1978年から配備が開始されました。運用整備の容易さと低価格から陸上自衛隊の主力火砲として採用され、その保有数は各国軍の中でも最多となっています。

砲後方の隊員が赤旗を振ったら発射の合図です! 会場では「非常に大きな音がしますので、小さなお子様には耳をふさぐなどの処置を行ってください」とのアナウンス。処置って。
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轟音!
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一発ごとに観衆がどよめきます。

UH-1Jが登場
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ホバリングしながらの援護射撃を加えます。

猛攻を受けて敵は降伏
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状況の終了を報告して、訓練展示は完了です。


三軒屋駐屯地は後方支援基地ということで、中国地方各県の駐屯地からさまざまな部隊が集結しての訓練展示となりました。
偵察用オートバイと軽装甲機動車は第8普通科連隊(米子)
OH-6とUH-1Jは第13飛行隊(防府)
82式指揮通信車と155mm榴弾砲は第13特科隊(日本原)
といった具合です。三軒屋オリジナルの装備は75式装甲ドーザと、92式地雷原処理車。


敷地内では露店が並んでいました。
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もはや珍しくもなくなってしまった、二次元美少女による自衛隊PR。
…と思ったら三次元もいた! 岡山市発のアイドルグループ『ハニーブランチ』だってさ。
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警備任務にあたる隊員さんとの対比
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日本はこうして守られてるんだなぁ…と感じる一枚でした。

海洋堂ホビー館 四万十 [雑記]

高知小旅行の道中、海洋堂のホビー館に行ってきました。
道中、と言いながらも拠点にした高知市からは約70kmの彼方。延伸中の高知自動車道を終点の四万十町中央ICまでかっ飛ばし、四万十川沿いの国道381号をさかのぼります。
清流&深緑!
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支流・打井川のほとりにあった小学校(2008年に廃校)を改築して作られたミュージアム。
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体育館の面影が残る建屋です。

海洋堂が一模型店だった1960年代の模型たち
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1980年代、海洋堂はガレージキットの販売で躍進します。ウルトラマンシリーズ
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ゴジラシリーズ
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大好きな『逮捕しちゃうぞ』の2人も!
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アニメではなくコミックス版ですね。ショートヘアの小早川美幸も良い。

最近DVDを見始めた『パトレイバー』
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ダイナミックなポーズが良い。ちょくちょく敵役で登場した『ブロッケン』まであるとは!

洋画ゾーン
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古代生物ゾーン
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後に食玩『チョコエッグ』の生物シリーズで名を馳せる、松村しのぶ氏の造型です。

もちろん食玩のブースも
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ワールドタンクミュージアムのシリーズは自分もいくつか買った記憶が! T-34やヘッツァーは実家で眠ってるんだろうな。

アクションフィギュアのコーナー
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最近のリボルテック、特に仏像の迫力はすごい!

映画『グレムリン』で実際に使用されたパペット
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この質感。成田空港で箱を開けた税関職員が驚愕したという曰くつきの一品。

特別企画展示で『本格的美少女ディープフィギュアの世界』
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美少女フィギュアについては浅学寡聞にて、元ネタを知っていたのは初音ミク師匠くらいのもの。しかしこの躍動感! こんな模型が作れるようになりたい!!

美少女フィギュアの権威たるBOME氏の、原型製作チュートリアル
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原型の芯になるのは造型用粘土。オーブンで固く焼きしめて、細部はポリパテやプラ板で加えていくそうだ。
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ラッカーパテとサーフェイサーで表面を整えたら原型の完成。シリコンで型をとってレジン注入! 奥の方にセクシーな完成品が見えますね。


というわけで海洋堂のモノ造りにかける情熱を全身に浴びてきました。
つくづく感じたのは、「模型はただの縮小ではなく、造り手の感じたイメージやストーリーを織り込んだものでなくては」という思想です。ひたすらリアリティを追求するなら本物を見せればいい。あえて手間をかけてニセモノを造るのは、自分の頭の中にしかない何かを表現したいからなんだよなぁ。


おまけ
ガチャポンなんて何年ぶりだろう。
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こいつはすごいぞ。リアルでかわいくて、しかも走るぞ。と思って400円投入。
開けてみたら8tハーフトラック。
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うーん、地味! しかしまぁ、旅の思い出ということで。

輸送艦『おおすみ』一般公開 [雑記]

一般公開レポート第2弾、輸送艦『おおすみ』編です。

護衛艦隊第1輸送隊 輸送艦『おおすみ』
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【要目】
全長: 178m
満載排水量: 13,000t
最大速力: 22.0kt
兵装:
 ファランクス近接対空火器 x 2
収容能力:
 LCAC(エアクッション揚陸艇) 2隻
 陸自隊員 330名
 大型トラック 65台
 戦車 18両

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前級の『あつみ』級(満載2,400t)や『みうら』級(同3,200t)とはケタ違いの収容能力を持つのが『おおすみ』級の特徴です。また、前級が砂浜に直接乗り上げて車両や兵員を上陸(ビーチング)させるのに対し、本級はLCACと呼ばれる大型のホバークラフトを用いて上陸作戦を行います。ビーチングの機能を放棄したことで利用可能な海岸が大幅に増えた(全世界の海岸線の70%)上に、従来よりも洋上航行に適した艦型をとることができ、速度が向上しています。

右舷から乗艦します。
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専用のクレーンが付いた舷梯は使わずに
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海自隊員のたむろするランプドアから乗り込みます!
蝶番部分はこんな感じ
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閉状態
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一歩踏み入れれば広大な格納庫です。
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こんな装備もある
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格納庫は車両を搭載する前部と、LCACを搭載する後部に分かれています。
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LCAC(えるきゃっく)とは米海軍が開発した水陸両用のホバークラフト。
・75tを搭載して40knt(74km/h)で走行
・1.2mの障害物を乗り越え
・4.6mの溝を通り抜け
・直径15cmの木々を押し倒して進む
要するにモンスターマシンであります。海上自衛隊は6隻を配備。当初は『おおすみ』級輸送艦3隻の搭載艇扱いでしたが、現在は第1エアクッション艇隊として独立し、状況に応じて母艦を変更することが可能となっています。

艦尾に装備された2基のガスタービンエンジンが動力源です。
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エンジンが発生させる騒音と排気、そして波飛沫を避けるために、兵員輸送時には専用のモジュールが甲板上に設置されます。

発進・収容時には母艦艦尾のドアが開きます。
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ここからLCACがバックで発進(写真は同型艦『しもきた』)。

運転席
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その下部の兵員室
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格納庫甲板をあとにして上甲板へ。
途中には「陸自隊員用」の兵員室が
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やはり狭いなあ。

舷側の搭載艇
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甲板に出ました!
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2隻の満艦飾が鮮やかです。

甲板の白線塗装は一度塗り替えられたようです。
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ファランクスと放水銃。
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艦橋に装備されたチャフ発射基
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金属箔やフィルムを空中に散布することで敵の対艦ミサイルが発するレーダー波を乱反射させ、誘導を妨げます。

艦橋内部はこの混雑
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週末のイオンモールのようだ。

艦橋で見つけたもの・その1
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投錨する際に錨鎖の長さを見積もるマニュアル。水深と風力で決まるようだ。

その2
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ちょっと小さくて見づらいですが、走錨(嵐や潮流により錨が引きずられてしまう現象)を素早く察知するマニュアル。こういう日常の匂いを感じられるものが私は大好きです。

大きな艦橋を見上げながら退艦。
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東日本大震災に際して『おおすみ』は支援物資と要員を満載して被災地に急行し、艦内に公衆浴場を設置するなどして救援活動にあたったそうです。この艦に「強襲揚陸艦」なんていう物騒なカテゴリは似合わないような気がするなあ。

指揮統制艦『ブルーリッジ』一般公開 [雑記]

呉港で開催された米海軍『ブルーリッジ』と護衛艦『おおすみ』の一般公開レポート、第1弾です。1日で2隻見られるとはお得!
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一般公開はIHIの工場も近い大型艦用岸壁で行われました。写真は右から『しもきた』『おおすみ』『ブルーリッジ』。しめて36,000tなり(基準排水量)。

第7艦隊(横須賀)旗艦 指揮統制艦『ブルーリッジ』
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古来、艦隊の指揮機能はその中核をなす戦艦や空母などの大型艦に委ねられてきました。しかし敵味方の膨大な情報を収集・整理した上で作戦計画を修正し、指揮命令を行うには相当の設備と人員が必要となります。米海軍は作戦指揮を専門的に担う「指揮統制艦」の必要性を第二次大戦中から感じ、まず大型輸送艦を改造して使用しました。これらが老朽化し、更新のため1960年代から建造されたのが本級です。

【要目】
全長: 194m
満載排水量: 19,177t
最大速力: 23.0kt
兵装:
 ファランクス近接対空火器 x 2
 Mk38 25mm機関砲 x 2

特徴的な艦型
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艦隊(揚陸作戦においては、陸上・空中部隊も含めて)の指揮を任務とするため各種通信アンテナを艦上に配し、電波障害を極力防ぐために甲板は平面となっています。

甲板に置けなかった艦載艇など各種装備は、側面に大きく張り出したバルジに
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就役から40年以上経つ老艦、外板は風波に晒されて「痩せ」が発生しています。模型でこれを再現するにはどうしたら…?

錨のディティール
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排水と喫水線付近の錆
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特大の緩衝材
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艦載艇も心なしか豪華です。高官が乗艦するからでしょうか。
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いよいよ乗艦!
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第7艦隊と第7遠征打撃群の旗が迎えます。

本艦は米海軍で『ブルーリッジ』の名を冠した3隻目。
初代と2代目の戦歴を紹介する銘板が飾られていました。
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初代は第1次大戦末期の輸送船。2代目は第2次大戦末期に輸送船を改造して作られた揚陸指揮艦です。J.F.ケネディ大統領の「自由の存続と繁栄のためならば、我々はいかなる犠牲を払ってでも盟友を助け、敵に対抗するのだということを世界中に知らせよう」という言葉が記されています。

艦内は驚きのフローリング!
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高官が乗艦するからでしょうか(その2)。

前艦橋のアンテナ
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甲板上に立つホイップアンテナ、の基部
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25mm機関砲
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高速で接近する小艦艇を撃退します。

レドーム
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板の継ぎ目が特徴的です。

ライフボート
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側面には「転がすな 立てるな」との注意書き。

ダメージコントロール部隊の装備展示
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攻撃を受けた際の浸水や火災を最小限に食い止めます。

前艦橋を左舷後部から
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後部艦橋
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艦尾はヘリの発着甲板になっています
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警備兵
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普通に銃を持ち歩いているところが海自との違いですね。

模型ではピットロードから1/700でインジェクションキットが発売されています(1997年版/2004年版の2種)。地味な艦種ではありますが、太平洋を守る第7艦隊の旗艦ということで露出機会も多く、人気があるようです。

輸送艦『おおすみ』編へ続く!

アスファルト舗装路のジオラマ [雑記]

RS250RWのカウルが乾燥するまでの暇つぶしに、簡単なジオラマを作ります。

使うのはコルクシート!
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そもそもアスファルト舗装路は
(1)アスファルト(原油から精製される最も重質の成分で、粘度の高い液体)
(2)骨材(砂利や砂)
上記2つを加熱して混ぜ合わせ、路面で圧迫し、冷やして固めることで完成します。
コルクの何がいいかというと、砂利の隙間の凹モールドと圧迫された平面が同時に再現できること。

具体的にやることは、「切って塗るだけ」です。
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使ったのはこの4色
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右からフラットブラック、ジャーマングレー、艦底色、サンディブラウン。暗色から明色へ、都合3回に分けてムラの残るように塗り重ねました。

縁の塗り残しが残念なので
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裏面からブラックを細吹き
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凹部に若干塗り残していますが、試作第1号ということで大目に見よう。

木工用ボンドでベースに貼り付けたら完成です!
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ベースはホームセンターで見つけた焼成桐材。個体差が大きいので、なるべく反りが小さく木目の整った1枚を選びましょう。

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お手軽な割に再現度は高くオススメです。
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調色の工夫でサーキットや古びた路面など表現の幅が広がりそうです。路側帯や歩道、街路樹なども作ればもう立派なジオラマになります。続きはまた気が向いたときに。

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