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三笠 1/350 ブログトップ
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上部構造 その2 [三笠 1/350]

煙突の工作です。
DSCN3688.JPG
合せ目をパテで埋めたのち、エッチングパーツのジャッキステーを取付けます。説明書によると、「一番上の突起(支持索の取付架)に合わせて最初のパーツを接着し、あとは約4㎜間隔で」とのこと。蒸気捨管を取付けるためのモールドを避けつつ、各段の水平と平行に注意しながら進めます。

頂部の雨水覆い用格子もエッチングパーツに置き換えます。
DSCN3689.JPG
右側はキット純正のパーツ。エッチングに換装することを前提としているようで、格子のないパーツ(左側)も同梱されています。せっかくの排煙管モールドが浅いので、0.8㎜で開口しました。

上部構造 その1 [三笠 1/350]

軍艦色の塗装を始める前に、上部構造細部の処理を済ませておきます。

特に気になったのが、2本の煙突の基部になる建屋。
DSCN3681.JPG
天井部分に猛烈な押しピン跡が残っています。
タミヤのポリパテでせっせと埋めます。今まで常用していたラッカーパテと比べると、肉ヤセがほとんどないのは大きな長所です。ただし下地への食い付きが若干弱く、ペーパーがけの途中でごっそり剥がれ落ちてやり直し…という場面も見られましたが。

色調の統一を図るためにも、なるべく船体色は1回にまとめて塗りたいものです。
しばらくはオリンピックを眺めながらの地味な作業が続きます。

船体塗装 その2 [三笠 1/350]

推進器周りの塗装もこのタイミングで行います。
DSCN3677.JPG
スクリューおよびシャフトは、真鍮の質感を目指して金色塗装です。スーパーシルバーを吹いた上からクリアーイエローにわずかにクリアーブルーを混ぜて重ね、少しだけ青みがかった金色としました。

シャフトをマスキングし、取付けてから艦底色を吹き重ねます。
無調色のままでは『スヴォーロフ』と全く同じになり、並べたときにおかしなことになりそうなので若干色調を変えました。上構が明るいグレーになることから、艦底色もわずかに明るく、マイルドな色に。
DSCN3678.JPG
艦底色とダークイエローを10:1くらいの割合で混ぜました。「渋そうなワイン色」から「あずき色」あるいは「シャアザクの濃い部分の色」といった感じでしょうか。果たして軍艦色との相性はいかに。

船体塗装 その1 [三笠 1/350]

塗装に入る前に、船体の細かい工作を終えておきます。

エッチングパーツに置き換えたスターンウォーク
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エッチングならではの精密さです。床と手摺の接着は、テープで仮止めしながら数ヶ所に分けて慎重に行います。手摺は若干長いので、ひとコマ分短くカットして使用しました。

いよいよ塗装開始。
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艦底色を無調色で吹きました。まだ下地のシルバーが透けて見える状態。色の変化を見ながら塗り重ねていきます。

船体組立て その2 [三笠 1/350]

船体側面に長く伸びるキャットウォークはエッチングパーツに置き換えます。
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キットパーツと同様、前・中・後の3つに分割されています。下部の三角形サポートも再現され精密感アップに貢献。

DSCN3672.JPG
しかしこのパーツ、接着が非常にシビア! 副砲郭の曲面部分をまたぐこともあり、パーツ間に隙間が生じてしまいます。

解決策はこれ
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キットパーツから砲門扉のみを切出し、継目部分を隠すように取付けます。継目は全て砲門扉の部分に重なるようになっています。まさかこうなることを見越しての設計か。
エッチングパーツにはそれらしきモールドもありますが、ここはとりあえず隙間を隠すことを最優先。


なお表面処理を終えた船体は「スーパーシルバー」を塗って下地としています。
ライバル艦でも試した塗装法ですが、重厚感というか金属感が気に入っています。コンパクトデジカメの写真では伝わりきらないのが残念ですが…

甲板塗装 その2 [三笠 1/350]

これまで艦船模型の木甲板塗装では面相筆とウォッシングとスミ入れでごまかし塗装法を採用していましたが、雑誌の素晴らしい作例とハセガワキットのシャープなモールドに煽られて、「板材一本一本塗り分け塗装法」にトライしてみました。

やり方は簡単。
DSCN3664.JPG
板材のスジモールドに合わせてマスキングしながら甲板を塗り分けていきます。上甲板は1mm巾、エッチングパーツを使用した艦橋部分は0.4mmのカット済マスキングテープを一定の長さ(20mm、10mm、6mm、4mm)に切り出し、なるべくランダムに見えるよう貼り、色調を変えた色を塗り、また貼り…と繰り返します。
DSCN3665.JPG
写真は2色目を塗り重ね、3色目に備えたマスキングテープを貼り終えた状態。わりと気が狂いそうな作業になるので要注意です。野球中継をみながらチマチマ貼っていたら、あっという間に試合終了…なんてよくあることです。

基本色(ダークイエロー+サンディブラウン)から
・レッドブラウン
・ダークグリーン
・ライトグレイ
各方向にブレた色を作り、塗り分けます。マスキングをはがすとこの通り。
DSCN3666.JPG
うーん。
やはり色のブレが大きすぎて不自然でした。サンプルを作らずエイヤで調色したので想定内の結果。これくらいのことで慌ててはいけません。

最後に調整色(基本色+ライトグレイ)を吹いて落ち着かせるという力技を行使。さらにタミヤエナメルでいつものようにウォッシング&スミ入れを施しました。
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それなりの効果を
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得られたのではないかと。

船体と合わせてみたときにどうなるのか楽しみです。

甲板塗装 その1 [三笠 1/350]

前後艦橋の木甲板をエッチングパーツに交換します。
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キットでは横方向に貼られている甲板ですが、前後方向が正しいようです。キットパーツの上面にあるモールドを全て削り取り、慎重に位置合わせをしながらエッチングパーツを接着します。

プラパーツの上甲板と一緒に塗装します。
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グレー地のプラと金色のエッチングという下地の違いから、若干色味に変化が出てしまっています。エッチングの方が鮮やかに発色しました。
今回は甲板を一枚一枚マスキングしながら塗り分ける手法をとる予定です。かなりの回数塗り重ねることになるので、微妙な発色の違いはおそらく問題のないレベルに落ち着くのでは。

船体組立 その1 [三笠 1/350]

三笠の製作を本格的に始めます。

使用するアフターパーツはこれ。
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ホワイトエンサイン社製のエッチングパーツセットと、マスター社製の真鍮挽物主砲身・副砲身です。
1/350 三笠用のエッチングパーツセットはハセガワ・ゴールドメダル・ライオンロアなど各社から発売されています。どれを使用するかかなり悩みましたが、お手頃価格だったホワイトエンサインのものを選びました。英語の解説書が付属していますが図版は最小限になっており、どのパーツをどこに取付ければいいのかはやや分かりづらいです。Parts List と格闘しながらの製作になりそう。謎解きをしてるようで不思議な楽しさです。

船体は左右分割式。
DSCN3441.JPG
船底の合せ目をパテで埋めて平滑に均します。艦首尾には甲鈑継目の繊細なモールドがありますので、これを消さないようにペーパーがけを行います。

内部には補強用の桁を取付けます。この桁は副砲の取付けにも使うようです。
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船底には台座に固定するためのナットを仕込みます。負荷がかかって外れてしまわないようにプラ角材でがっちりと補強。

次回は甲板塗装です。

三笠購入 [三笠 1/350]

師走といえばNHKドラマ『坂の上の雲』

バスに乗り遅れてはいけない、我が工廠も戦艦『三笠』を購入しました。
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特典の『秋山真之メタルフィギュア』がパッケージの半分を占めていて、むしろ三笠がオマケなんじゃないか?と思うほどです。

件の秋山参謀フィギュア
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精密な仕上がりです。
メタルフィギュアの経験値はありませんが、なんとか丁寧に仕上げたいと思います。

もうひとつ特典
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東城錠太郎画伯による、『三笠艦橋の図』ポスターです。A2版なのでそれほど大きくはありませんが。

ざっとパーツを見ましたが、シャープなものです。ズベズダの『クニャージ・スヴォーロフ』とはえらい違い。

スヴォーロフではだいぶ苦労したので、今度は素直に。ディティールアップパーツを揃えつつしっかり作っていきたいと思います。

完成目標は来年の海軍記念日、2012年5月27日です!
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