輸送艦『おおすみ』一般公開 [雑記]
一般公開レポート第2弾、輸送艦『おおすみ』編です。
護衛艦隊第1輸送隊 輸送艦『おおすみ』
【要目】
全長: 178m
満載排水量: 13,000t
最大速力: 22.0kt
兵装:
ファランクス近接対空火器 x 2
収容能力:
LCAC(エアクッション揚陸艇) 2隻
陸自隊員 330名
大型トラック 65台
戦車 18両
前級の『あつみ』級(満載2,400t)や『みうら』級(同3,200t)とはケタ違いの収容能力を持つのが『おおすみ』級の特徴です。また、前級が砂浜に直接乗り上げて車両や兵員を上陸(ビーチング)させるのに対し、本級はLCACと呼ばれる大型のホバークラフトを用いて上陸作戦を行います。ビーチングの機能を放棄したことで利用可能な海岸が大幅に増えた(全世界の海岸線の70%)上に、従来よりも洋上航行に適した艦型をとることができ、速度が向上しています。
右舷から乗艦します。
専用のクレーンが付いた舷梯は使わずに
海自隊員のたむろするランプドアから乗り込みます!
蝶番部分はこんな感じ
閉状態
一歩踏み入れれば広大な格納庫です。
こんな装備もある
格納庫は車両を搭載する前部と、LCACを搭載する後部に分かれています。
LCAC(えるきゃっく)とは米海軍が開発した水陸両用のホバークラフト。
・75tを搭載して40knt(74km/h)で走行
・1.2mの障害物を乗り越え
・4.6mの溝を通り抜け
・直径15cmの木々を押し倒して進む
要するにモンスターマシンであります。海上自衛隊は6隻を配備。当初は『おおすみ』級輸送艦3隻の搭載艇扱いでしたが、現在は第1エアクッション艇隊として独立し、状況に応じて母艦を変更することが可能となっています。
艦尾に装備された2基のガスタービンエンジンが動力源です。
エンジンが発生させる騒音と排気、そして波飛沫を避けるために、兵員輸送時には専用のモジュールが甲板上に設置されます。
発進・収容時には母艦艦尾のドアが開きます。
ここからLCACがバックで発進(写真は同型艦『しもきた』)。
運転席
その下部の兵員室
格納庫甲板をあとにして上甲板へ。
途中には「陸自隊員用」の兵員室が
やはり狭いなあ。
舷側の搭載艇
甲板に出ました!
2隻の満艦飾が鮮やかです。
甲板の白線塗装は一度塗り替えられたようです。
ファランクスと放水銃。
艦橋に装備されたチャフ発射基
金属箔やフィルムを空中に散布することで敵の対艦ミサイルが発するレーダー波を乱反射させ、誘導を妨げます。
艦橋内部はこの混雑
週末のイオンモールのようだ。
艦橋で見つけたもの・その1
投錨する際に錨鎖の長さを見積もるマニュアル。水深と風力で決まるようだ。
その2
ちょっと小さくて見づらいですが、走錨(嵐や潮流により錨が引きずられてしまう現象)を素早く察知するマニュアル。こういう日常の匂いを感じられるものが私は大好きです。
大きな艦橋を見上げながら退艦。
東日本大震災に際して『おおすみ』は支援物資と要員を満載して被災地に急行し、艦内に公衆浴場を設置するなどして救援活動にあたったそうです。この艦に「強襲揚陸艦」なんていう物騒なカテゴリは似合わないような気がするなあ。
護衛艦隊第1輸送隊 輸送艦『おおすみ』
【要目】
全長: 178m
満載排水量: 13,000t
最大速力: 22.0kt
兵装:
ファランクス近接対空火器 x 2
収容能力:
LCAC(エアクッション揚陸艇) 2隻
陸自隊員 330名
大型トラック 65台
戦車 18両
前級の『あつみ』級(満載2,400t)や『みうら』級(同3,200t)とはケタ違いの収容能力を持つのが『おおすみ』級の特徴です。また、前級が砂浜に直接乗り上げて車両や兵員を上陸(ビーチング)させるのに対し、本級はLCACと呼ばれる大型のホバークラフトを用いて上陸作戦を行います。ビーチングの機能を放棄したことで利用可能な海岸が大幅に増えた(全世界の海岸線の70%)上に、従来よりも洋上航行に適した艦型をとることができ、速度が向上しています。
右舷から乗艦します。
専用のクレーンが付いた舷梯は使わずに
海自隊員のたむろするランプドアから乗り込みます!
蝶番部分はこんな感じ
閉状態
一歩踏み入れれば広大な格納庫です。
こんな装備もある
格納庫は車両を搭載する前部と、LCACを搭載する後部に分かれています。
LCAC(えるきゃっく)とは米海軍が開発した水陸両用のホバークラフト。
・75tを搭載して40knt(74km/h)で走行
・1.2mの障害物を乗り越え
・4.6mの溝を通り抜け
・直径15cmの木々を押し倒して進む
要するにモンスターマシンであります。海上自衛隊は6隻を配備。当初は『おおすみ』級輸送艦3隻の搭載艇扱いでしたが、現在は第1エアクッション艇隊として独立し、状況に応じて母艦を変更することが可能となっています。
艦尾に装備された2基のガスタービンエンジンが動力源です。
エンジンが発生させる騒音と排気、そして波飛沫を避けるために、兵員輸送時には専用のモジュールが甲板上に設置されます。
発進・収容時には母艦艦尾のドアが開きます。
ここからLCACがバックで発進(写真は同型艦『しもきた』)。
運転席
その下部の兵員室
格納庫甲板をあとにして上甲板へ。
途中には「陸自隊員用」の兵員室が
やはり狭いなあ。
舷側の搭載艇
甲板に出ました!
2隻の満艦飾が鮮やかです。
甲板の白線塗装は一度塗り替えられたようです。
ファランクスと放水銃。
艦橋に装備されたチャフ発射基
金属箔やフィルムを空中に散布することで敵の対艦ミサイルが発するレーダー波を乱反射させ、誘導を妨げます。
艦橋内部はこの混雑
週末のイオンモールのようだ。
艦橋で見つけたもの・その1
投錨する際に錨鎖の長さを見積もるマニュアル。水深と風力で決まるようだ。
その2
ちょっと小さくて見づらいですが、走錨(嵐や潮流により錨が引きずられてしまう現象)を素早く察知するマニュアル。こういう日常の匂いを感じられるものが私は大好きです。
大きな艦橋を見上げながら退艦。
東日本大震災に際して『おおすみ』は支援物資と要員を満載して被災地に急行し、艦内に公衆浴場を設置するなどして救援活動にあたったそうです。この艦に「強襲揚陸艦」なんていう物騒なカテゴリは似合わないような気がするなあ。
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