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ストームトルーパー 1/12 ブログトップ

完成 [ストームトルーパー 1/12]

ストームトルーパー第1次大戦仕様、完成しました!
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時は1914年夏。オーストリー皇太子殿下の暗殺に始まった中東欧の一大事。友邦仏露の窮地を救わんがため、ドイツ帝国の野望を打ち砕かんがため、遂に国王陛下は宣戦の大詔を下せらる。
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英国の片田舎に育ちし青年、忠義の心を示さんはこの時ぞと義勇軍の門を叩き、歓呼の声に送られてドーヴァー海峡を渡る。若者の熱き愛国心を包むは、その父親がボーア戦役で、祖父の祖父がナポレオン大戦で着用した一族伝来の戦闘服なり。実に大英帝国の栄光を身に纏う心地せり。
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得物の筒は3尺余寸、王立工廠の作にして天下に聞こえし名銃『リー・エンフィールド』。遠きを狙えば百発百中、寄せ来る敵には雨と浴びせる猛連射。七海を制覇せし大英帝国の兵士に相応しき大名物なり。
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英仏連合軍は将兵意気軒昂、ドイツ陸軍何するものぞと北仏陣地の護りを固む。「秋にはベルリンのビヤホールにて祝杯を」「クリスマスには郷里で家族と」などとうそぶく声も高く上がりしが…


ということで、完全な妄想です。スターウォーズファンの皆さんごめんなさい笑
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バンダイの素材が素晴らしかったもので、当時(半年前)興味を持っていたスチームパンク風にアレンジしたらどうなるだろう?という衝動のままに始めました。どうせやるなら具体的なモチーフがあった方がリアリティを感じやすかろう、と第1次大戦仕様とした次第です。
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この製作にあたり第1次大戦に関わる書籍や映画をあさりました。現代に通じる「総力戦」の思想が開戦前にすでに芽生えていたこと、にも関わらずあれだけの泥沼になることを正しく予想できていた人がとても少なかったことに驚きました。鉄道という最新技術に支えられて、開戦のXデーに向かって機械のように正確に進んでいく動員スケジュール。一度動き出したら参謀総長も皇帝すらも止めることができない、システム自体の暴走。

イギリス陸軍所属という設定ですので、スコッチウイスキーで乾杯。
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自分のために買った一番高い酒かもしれない笑
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塗装 その1 [ストームトルーパー 1/12]

全身を「スーパーステンレス」で塗装。
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「スーパーシルバー」よりもわずかに暗い色になります。

それなりに年季が入っている設定なので、ウェザリングを施します。
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いつも通りに、タミヤエナメルのブラック、ジャーマングレー、レッドブラウンでスミ入れ。

異素材部品の塗り分けも進めます。ゴールドですが黄金ではなく真鍮のつもり。
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両腕の圧力計(?)はさらに描き込みます。まずはフラットホワイトで計器盤を筆塗り。
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目盛とレッドゾーンは油彩で筆塗り。針は直線を描く自信がなかったので、ジャンクの黒デカールから細切りして貼り付けました。
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目盛もデカール細切れにした方がよかったかもしれない。今流行りのUVレジン(ネイルアートや手芸用のもので、100均で購入できます)を使って計器カバーを表現。

脚と上腕には装甲を固定するためのベルト(たぶん革製)を追加しました。
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プラペーパーの細切りを塗装後に貼り付け、真鍮線を打ち込んで固定と飾り金具にしています。
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こんなベルトがチラリと見えると、「あぁ、こうやって着用するんだな」というイメージが膨らむような気がします。

ディテール追加 その2 [ストームトルーパー 1/12]

スチームパンク名物、蒸気の圧力や温度を管理するアナログメータ
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大小のメータがごちゃごちゃ付いていると、いかにもメカメカしくて魅力的です。

ということで見やすい前腕部に設置
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小さい方はキットのランナーを、大きい方は5.0mm径のプラ棒をそれぞれ輪切りにして接着。0.3mm真鍮線で円周上に縁取りをしました。真鍮線はそのままではコシが強すぎて曲線を作るのが難しいですが、ライターで少しあぶって鈍してやると柔らかくなります。やりすぎると焼き切れてアッチッチの切れ端が膝の上に落ちてきたりしますので、やけど注意!

5.0mmプラ丸棒なんてなかなか使い道がありません。もったいないので円柱形のボンベを作りました。
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中身は知りませんが(笑)圧力に耐えられるよう、両端を球状にしています。太すぎて、リューターに噛ませて簡易旋盤とする作戦が使えませんでした。ので200番くらいの粗い紙ヤスリからゴリゴリ始まる手作業です。最後は1500番まで番手を上げてそれなりに平滑に整えました。
取付予定地とともに塗装。
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スーパーゴールドにさらにクリアオレンジを足しました。

腰の後ろに付くウエストポーチ?的なもの
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ここは金属ではなく皮革製という設定で、レッドブラウンの基本色の上に明色でドライブラシして仕上げました。地図とか入ってるんでしょうね、たぶん。

最後のひとネタ
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足裏に極小のネオジム磁石を仕込みました。これで、多少バランスの崩れたポーズをとっても立てるはず。

頭部の工作 [ストームトルーパー 1/12]

人形は顔が命。
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特に目元で印象がガラリと変わるので、ここは手を入れます。下地塗装のブラックを塗った後でも果敢にパテ埋め。まずは元のモールドを真っ平らに整地しました。

イメージはこんなゴーグル
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革のカバーに真鍮製の金具。飛行機が飛びはじめたころのフライトゴーグルという感じでとてもよろしい。

小さな部品ですが、きっちり左右対称に作れるかどうかがキモですので丁寧に図面を引いて準備します。
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ゴーグルの楕円形に切り抜いた型紙でプラ板を切り出します。
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平面的なガラスの方が古風に見えると思いますので、サイドは斜めに削り落す形で視界を広げましょう(縦線が入っているのはこのためです)。
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ヤスリがけの際には耐水ペーパーをステンレス定規に固定したものを使用し、間違っても角をナメることのないように慎重に。

できました
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ガラス面の塗装をどうするかは悩みどころですね…

ディテール追加 その1 [ストームトルーパー 1/12]

今回の改造テーマはスチームパンク!
産業革命~20世紀前半、蒸気機関全盛の古き良き時代。戦場にはまだ男のロマンが満ちていた時代です。フォースの覚醒?そんなもん知りません!

リベットを打っていきます。電気溶接が普及するのは1930年頃ですので。
これは上腕部分の装甲。
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ピンバイスで均等に穴を開け、プラ丸棒を流し込み接着剤で固定。完全に乾燥してからデザインナイフで短く刈り揃えて完成です。
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曲線部分はマスキングテープの細切りをガイドに。

お腹はドラム缶のようなスタイルだったのでスリムに削ります。
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と思ったらあっさり貫通。パテで裏打ちしてから削ればよかった。
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スカスカは強度に不安があるので、刻んだランナーを骨組みに埋めてパテで成形。

組立て [ストームトルーパー 1/12]

フォースの覚醒、4Dで見てきました。すごい迫力!
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ということでトルーパーさんを作ります。着手は去年の初夏頃ですがこのたびやっと完成しましたのでまとめてアップします。


あっという間に組み上がりました。
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同スケール?のベルたそと一服。

さすがバンダイ師匠ということで無塗装でも立派な仕上がり。しかもよく動く!
ここから解体して改造&塗装を加えていきます。

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