完成 [RS250RW 2008 1/12]
できたやでー!
2008年、高校3年生の富沢祥也が全日本ロードレース選手権のデビューシーズンに乗った車体です。岡山国際サーキットで開催された最終戦、富沢は2位に16秒の大差をつけてGP250クラス初優勝。シーズン総合ポイントでも2位を獲得し有終の美を飾ったのです。
この後も富沢の快進撃は続き、2009年は世界選手権250クラスにフル参戦。2010年よりスタートしたMoto2クラスでは、開幕戦で初優勝の栄冠に輝きました。
しかし9月に開催されたサンマリノGP決勝、序盤から激しいトップ争いに加わった富沢は12周目の第11コーナーでスリップダウンを起こし、後方2台を巻込む多重クラッシュを発生してしまいます。
すぐに病院へ搬送されましたが死亡が確認され、19歳の短い生涯を終えたのです。
キットは2008年に所属したチームの車体なので事故死とは直接関係ありませんが、なんだかしんみりとしてしまいますね。
詳しい人に世界の著名なライダーの話を聞くと、出てくる名前の半分くらいは事故死しているような…恐ろしい世界です。
今まで作ったことのある模型ジャンルと比べると塗分けが遥かに多く、順序のプラン作りにかなりアタマを使った数ヶ月間でした。キットパーツの精度は良好で、工作に時間を割かずに済んだのが救い。
ワイン酵母の純米酒とやらで乾杯。
辛口。西京焼きが食べたーい
2008年、高校3年生の富沢祥也が全日本ロードレース選手権のデビューシーズンに乗った車体です。岡山国際サーキットで開催された最終戦、富沢は2位に16秒の大差をつけてGP250クラス初優勝。シーズン総合ポイントでも2位を獲得し有終の美を飾ったのです。
この後も富沢の快進撃は続き、2009年は世界選手権250クラスにフル参戦。2010年よりスタートしたMoto2クラスでは、開幕戦で初優勝の栄冠に輝きました。
しかし9月に開催されたサンマリノGP決勝、序盤から激しいトップ争いに加わった富沢は12周目の第11コーナーでスリップダウンを起こし、後方2台を巻込む多重クラッシュを発生してしまいます。
すぐに病院へ搬送されましたが死亡が確認され、19歳の短い生涯を終えたのです。
キットは2008年に所属したチームの車体なので事故死とは直接関係ありませんが、なんだかしんみりとしてしまいますね。
詳しい人に世界の著名なライダーの話を聞くと、出てくる名前の半分くらいは事故死しているような…恐ろしい世界です。
今まで作ったことのある模型ジャンルと比べると塗分けが遥かに多く、順序のプラン作りにかなりアタマを使った数ヶ月間でした。キットパーツの精度は良好で、工作に時間を割かずに済んだのが救い。
ワイン酵母の純米酒とやらで乾杯。
辛口。西京焼きが食べたーい
カウルの塗装 その4 [RS250RW 2008 1/12]
失敗したリアカウルのデカールは再請求!
カッコイイ封筒に入って2000円也。1週間分の食費が…
気を取り直して貼り直し
下面と側面で分割された構造になっています。隙間ができないように、先に下面を貼るのが吉。
やはり隙間が生じないように側面を貼る。
段差ができてしまいますが気にしない(写真は一度ウレタンクリアを吹いて研ぎ出し、2回目のウレタンクリアを吹いた直後の状態)
上面は特に悩むこともありません
軟化剤を塗り込みながら、気泡やシワが残らないように密着させていきます(これも2回目ウレタンクリア後)
ウレタンクリアを吹いて「粗目」「細目」「仕上目」まで研ぎ出しを行ってから、もう一度ウレタンクリア。
一部は吹きっ放しでもいいんじゃないかと思えるくらいの光沢を得ていますが、最後の最後に研ぎ出しをしてぐうの音も出ないほどの光沢で仕上げたいと思います。ついに完成間近です。
カッコイイ封筒に入って2000円也。1週間分の食費が…
気を取り直して貼り直し
下面と側面で分割された構造になっています。隙間ができないように、先に下面を貼るのが吉。
やはり隙間が生じないように側面を貼る。
段差ができてしまいますが気にしない(写真は一度ウレタンクリアを吹いて研ぎ出し、2回目のウレタンクリアを吹いた直後の状態)
上面は特に悩むこともありません
軟化剤を塗り込みながら、気泡やシワが残らないように密着させていきます(これも2回目ウレタンクリア後)
ウレタンクリアを吹いて「粗目」「細目」「仕上目」まで研ぎ出しを行ってから、もう一度ウレタンクリア。
一部は吹きっ放しでもいいんじゃないかと思えるくらいの光沢を得ていますが、最後の最後に研ぎ出しをしてぐうの音も出ないほどの光沢で仕上げたいと思います。ついに完成間近です。
ステアリング [RS250RW 2008 1/12]
ステアリングはインスト通りに淡々と塗分け。
とは言いながら、ハンドルは目立つ部分なので少し手を入れました。シルバー指定の基部にミラーフィニッシュを貼り、リード線をバラした極細の金属線を両端に巻きました。
それぞれのパーツを取付けたら
ケーブルを接続して
メーター類を取付けて完成。
キット付属のコードはどれも太く弾性が強いため、接続はけっこう難儀な作業です。特にスロットルケーブルはグイッと大きく曲げてつなぐ必要がありますが、支えるべきプラパーツ側の接続ピンが短すぎます。真鍮線で長く作り直すことで対応。
ライダー視線だとこうなります
フロントフォーク上端のボルトが目立つ! 塗分け頑張ってよかった。
とは言いながら、ハンドルは目立つ部分なので少し手を入れました。シルバー指定の基部にミラーフィニッシュを貼り、リード線をバラした極細の金属線を両端に巻きました。
それぞれのパーツを取付けたら
ケーブルを接続して
メーター類を取付けて完成。
キット付属のコードはどれも太く弾性が強いため、接続はけっこう難儀な作業です。特にスロットルケーブルはグイッと大きく曲げてつなぐ必要がありますが、支えるべきプラパーツ側の接続ピンが短すぎます。真鍮線で長く作り直すことで対応。
ライダー視線だとこうなります
フロントフォーク上端のボルトが目立つ! 塗分け頑張ってよかった。
カウルの塗装 その3 [RS250RW 2008 1/12]
白色カウルの塗装とマーキングを進めます。
スーパーホワイトで塗装後、ペーパーとコンパウンドで表面を均します。リアカウルのみ、下面をウイノーブラックで塗分け。境界線はデカールで隠れる予定なのでさほど神経質になる必要はありません。
簡単そうなガスタンとフロントカウルを先行
今回初めてグッドスマイルレーシングの『デカール剛力軟化剤』を使用。これ、すごいです。まさに剛力。塗布してしばらく待つとデカールがふにゃふにゃにふやけてきます。絶妙なタイミングで圧迫すれば簡単に密着。
しかし、あまり待ちすぎると溶けて汚くなってしまうので注意。実はこれでリアカウル失敗しました…。デカールを再請求(2000円!)するか、塗装でリカバリーするか悩み中。
へこんでいても仕方ないので、スタンドを塗装
新色の『GXアイスシルバー』です。かなり青味がかった銀色。
スタンドができたということは
ホンダム大地に立つ!やったね
スーパーホワイトで塗装後、ペーパーとコンパウンドで表面を均します。リアカウルのみ、下面をウイノーブラックで塗分け。境界線はデカールで隠れる予定なのでさほど神経質になる必要はありません。
簡単そうなガスタンとフロントカウルを先行
今回初めてグッドスマイルレーシングの『デカール剛力軟化剤』を使用。これ、すごいです。まさに剛力。塗布してしばらく待つとデカールがふにゃふにゃにふやけてきます。絶妙なタイミングで圧迫すれば簡単に密着。
しかし、あまり待ちすぎると溶けて汚くなってしまうので注意。実はこれでリアカウル失敗しました…。デカールを再請求(2000円!)するか、塗装でリカバリーするか悩み中。
へこんでいても仕方ないので、スタンドを塗装
新色の『GXアイスシルバー』です。かなり青味がかった銀色。
スタンドができたということは
ホンダム大地に立つ!やったね
小部品もろもろ [RS250RW 2008 1/12]
作業していながらも紹介できていなかったもろもろ。
たとえばリアサスペンション
インスト通りに本体はメッキシルバー、軸のみチタンゴールドで塗分け。金属部品のスプリングはクリアレッドを一発吹き。おそらく一生触れることのない部分なので、下地のメタルプライマーは省略しました。「手を抜け 気を抜くな」by 奥田民生
けっこう目立ちます。
リアフェンダーのビスがアピールします。周りが暗色のパーツだとやはり映えるな。
いろいろやったマフラーは結局こうなりました。
キット付属のカーボンケブラーデカールが破れてしまったので、スタジオ27のものに交換。難しい曲面でもなんでもないところで不覚をとった。
嬉しいので早速装着
んー、いい感じだ。フレームとの合いもピタリ。今のところパーツ精度でストレスを感じることはありません。
というわけで気が付いたらこうなった
途中写真を撮る暇もなく手が勝手に…
どうやらバイク模型というものは各部品を組上げる製作終盤において最もモデラーの情熱がかきたてられる。なぜなら、模型の全体像が終盤に初めて見え、それまでの地道な努力が初めて報われるから。作業の進み具合と完成度(出来映え=達成感)をプロットした『模型曲線』なる勝手な理論(特許未申請)によるとこうなる。
下地処理をやっても完成度が上がらない、というわけじゃなく。その時点では達成感を得づらいという意味ですのであしからず(以下同じ)。
ちなみにAFV(装甲戦闘車両)ならこうだ
艦船はこんな
だからどうした、グラフ作って説明するほどのことかいな
というのはナシでお願いします。
たとえばリアサスペンション
インスト通りに本体はメッキシルバー、軸のみチタンゴールドで塗分け。金属部品のスプリングはクリアレッドを一発吹き。おそらく一生触れることのない部分なので、下地のメタルプライマーは省略しました。「手を抜け 気を抜くな」by 奥田民生
けっこう目立ちます。
リアフェンダーのビスがアピールします。周りが暗色のパーツだとやはり映えるな。
いろいろやったマフラーは結局こうなりました。
キット付属のカーボンケブラーデカールが破れてしまったので、スタジオ27のものに交換。難しい曲面でもなんでもないところで不覚をとった。
嬉しいので早速装着
んー、いい感じだ。フレームとの合いもピタリ。今のところパーツ精度でストレスを感じることはありません。
というわけで気が付いたらこうなった
途中写真を撮る暇もなく手が勝手に…
どうやらバイク模型というものは各部品を組上げる製作終盤において最もモデラーの情熱がかきたてられる。なぜなら、模型の全体像が終盤に初めて見え、それまでの地道な努力が初めて報われるから。作業の進み具合と完成度(出来映え=達成感)をプロットした『模型曲線』なる勝手な理論(特許未申請)によるとこうなる。
下地処理をやっても完成度が上がらない、というわけじゃなく。その時点では達成感を得づらいという意味ですのであしからず(以下同じ)。
ちなみにAFV(装甲戦闘車両)ならこうだ
艦船はこんな
だからどうした、グラフ作って説明するほどのことかいな
というのはナシでお願いします。
フロントフォーク周り [RS250RW 2008 1/12]
フロントフェンダー(とアンダーカウル)は先行してコート&研ぎ出し。使用したのは前回と同じくフィニッシャーズのウレタンクリアです。
1層を吹き、1500番⇒2000番のペーパーで磨いた状態。とりあえずデカールと塗装面の段差がなくなるまで、曇りガラス状にフラットにします。けっこう厚めに吹いたので、2層目を重ねることはせずにこのまま磨き続けます。タミヤの「粗目」「細目」さらにモデラーズの極細コンパウンドでチマチマ。
複雑な曲面はクロスで磨けないので、綿棒を使用します。顔が映り込むくらいになったら、タミヤのモデリングワックスを薄く塗り込んで完了。
フロントフォーク周りの小物
カウルステーなどと一緒に両面テープで割箸に固定して、グロスブラックの下地⇒シルバーでまとめ塗装。Mr.メタリックカラーの新商品「GXホワイトシルバー」を試してみました。特徴としては、メッキシルバーなどと比べて金属粒子が粗くギラギラした感じになります。また、顔料も含んでいるため隠蔽力が強く、薄い塗膜で十分な輝きを得られます。
ブレーキパッド
あちこちで使っている自作ゴールドで塗装後、凹部の文字はアクリル塗料を入れました。当然はみ出すので、ガイアのフィニッシュマスターで拭き取り。ところでこの文字、どう見ても「brembo」じゃなくて「brcmbo」になってるんだよなぁ…。まあ、大人の事情なんでしょう。
ということでめでたくフロントフォークが組み上がりました。
1層を吹き、1500番⇒2000番のペーパーで磨いた状態。とりあえずデカールと塗装面の段差がなくなるまで、曇りガラス状にフラットにします。けっこう厚めに吹いたので、2層目を重ねることはせずにこのまま磨き続けます。タミヤの「粗目」「細目」さらにモデラーズの極細コンパウンドでチマチマ。
複雑な曲面はクロスで磨けないので、綿棒を使用します。顔が映り込むくらいになったら、タミヤのモデリングワックスを薄く塗り込んで完了。
フロントフォーク周りの小物
カウルステーなどと一緒に両面テープで割箸に固定して、グロスブラックの下地⇒シルバーでまとめ塗装。Mr.メタリックカラーの新商品「GXホワイトシルバー」を試してみました。特徴としては、メッキシルバーなどと比べて金属粒子が粗くギラギラした感じになります。また、顔料も含んでいるため隠蔽力が強く、薄い塗膜で十分な輝きを得られます。
ブレーキパッド
あちこちで使っている自作ゴールドで塗装後、凹部の文字はアクリル塗料を入れました。当然はみ出すので、ガイアのフィニッシュマスターで拭き取り。ところでこの文字、どう見ても「brembo」じゃなくて「brcmbo」になってるんだよなぁ…。まあ、大人の事情なんでしょう。
ということでめでたくフロントフォークが組み上がりました。
カウルの塗装 その2 [RS250RW 2008 1/12]
カウルの塗装 その1 [RS250RW 2008 1/12]
そろそろカウルの塗装を開始します。
アンダーカウルは前縁のパーツ合せ目をパテと瞬間接着剤で慎重に消してから、ウイノーブラック1色。ややユズ肌ぎみになりましたが、これからの研ぎ出しで平滑に均していきます。
一番の難関はフロントフェンダー
デカールで用意されているチームカラーを塗装で再現しなければなりません。「スカイブルー4:グリーン1でバッチリだよ!」と説明書にはありますが、ドンピシャで同じ色を作るのは非常に難しい。1滴ずつ足しては白ランナーに試し吹き、デカールと比較してさらに足して試し吹き…という作業の繰り返しです。最終的には上記の2色に加え、ホワイトとクリアブルーをごく少量足して完成しました。もう2度と作れそうにないので、余った塗料はスペアボトルに入れて保管し不測の事態に備えます。
問題児のガスタン&リアカウル
合せ目がなかなか消えず、本塗装に入れていません。早く塗りたいのが本音ですが、ここの辛抱が完成度に響くはず!
アンダーカウルは前縁のパーツ合せ目をパテと瞬間接着剤で慎重に消してから、ウイノーブラック1色。ややユズ肌ぎみになりましたが、これからの研ぎ出しで平滑に均していきます。
一番の難関はフロントフェンダー
デカールで用意されているチームカラーを塗装で再現しなければなりません。「スカイブルー4:グリーン1でバッチリだよ!」と説明書にはありますが、ドンピシャで同じ色を作るのは非常に難しい。1滴ずつ足しては白ランナーに試し吹き、デカールと比較してさらに足して試し吹き…という作業の繰り返しです。最終的には上記の2色に加え、ホワイトとクリアブルーをごく少量足して完成しました。もう2度と作れそうにないので、余った塗料はスペアボトルに入れて保管し不測の事態に備えます。
問題児のガスタン&リアカウル
合せ目がなかなか消えず、本塗装に入れていません。早く塗りたいのが本音ですが、ここの辛抱が完成度に響くはず!