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ミラージュ2000C 1/72 ブログトップ
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動画 [ミラージュ2000C 1/72]

やばいあと5分で…!という忙しい人向けに作りました。

ご笑覧くださいませ。

完成 [ミラージュ2000C 1/72]

ボジョレーヌーヴォー解禁日(2015年11月19日)まで約24時間を残して、完成しました。
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ミラージュ2000Cの開発は1976年に本格始動し、フランス空軍への納入は1983年から始まりました。DSC_7705.JPG
機体はダッソー社が伝統的に得意としてきた無尾翼デルタ式。小型軽量化と飛行安定性がメリットです。
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スネクマ社製のM53ターボファンエンジンは簡素化された構造で維持管理のコストを削減しています。
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固定武装は1秒間に30発もの砲弾を浴びせるDEFA社のDEFA554 30mm機関砲2門。さらに6,300kgのペイロードを持ち、短/中距離対空ミサイルをはじめとして対地・対艦さまざまな兵装を搭載するバリエーション機が作られています。2000N型は核巡航ミサイルを搭載可能。

この1週間前にはパリで悲惨なテロ。
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追悼の意思表示に三色旗を用いることに対してSNS等では賛否両論盛り上がっていますが、私はフランスの培ってきた文化と民主主義の精神に敬意を表して掲げたいと思います。
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ただ、こんな戦闘機や原子力空母に代表される、世界でも5本の指に入るような立派な軍隊を揃えている国が首都の市民を守ることすらできない、というのは歴史上にも例のないショッキングな事態だと思います。「対テロ戦争」のために軍備拡張、が正しい方法なのかどうかは議論が必要と考えます。


せっかくなので簡単ですがベースを作りました。
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建築模型用? の塩ビシートを使います
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主翼下面も見せたいですからね。
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暖冬なので屋外にも連れ出して撮影
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やっぱり自然光は偉大だなぁ
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機体仕上げ [ミラージュ2000C 1/72]

ここまで好き勝手に塗装を進めてまいりましたが、「さすがに胴体中心部は板張りじゃ耐えられないんじゃないか」という謎のリアリズムは常に頭にあり、金属表現とすることに。
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両翼の木製部分をマスキングして
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シルバー基調に、メタルブラックを少しずつ足した都合3色でパネルラインを塗り分けました。ちょっとコントラスト強すぎた気もする。

最後の最後に
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フラップの支持部品(?)と思われる何か。
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真鍮製ということにしてゴールド塗装。

これで塗装は完了です。
組上げて一気に完成へ!

細部塗装 その2 [ミラージュ2000C 1/72]

もろもろの仕上げです。
エンジンノズルはまず内側をメタルブラックでしっかり塗ります。
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続いて外側はシルバーを混ぜて明るく振った色で塗装。
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ティッシュを丸めて詰め込んだだけのお手軽マスキングです。

足回り
ホイール部分にシルバーを吹いて
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まぁるくマスキングしたらセミグロスブラック(+隠し味のジャーマングレー)でタイヤ装着
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あっという間にできあがり!
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脚部の写真撮るの忘れた…まぁシルバー吹いただけです。

翼下装備品
中距離空対空ミサイル『シュペル530D』
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指定色はライトグレーなんですが、マッチョなフォルムを活かそうと考えオリーブグリーンにイエローの帯付きとしました。対地ミサイルっぽいですね。

短距離空対空ミサイル『R550 マジック』
こちらもライトグレーだけでは寂しいので、赤帯2本を巻き
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先端の誘導装置にはブラックを
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ミサイルらしく仕上がりました。
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機体中心には大型の増槽が付きます。
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細部塗装 その1 [ミラージュ2000C 1/72]

機体以外のもろもろの部分について。実際は機体塗装の乾燥待ちなんかの時間を利用してチマチマ進めています(そしてこれが工期の短縮にかなり効いてます)が、最後にご紹介します。

まずはキャノピー
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赤丸部分に極太のゲートあり。表面処理必要なエリアは塗装する枠部分をはみ出すので、いっそ全体をペーパー掛けして研ぎ出すことに。
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クリアパーツのペーパー掛けはドキドキしますね。細かいキズは消せますが、ヒビが入ると致命傷になるので力をかけすぎないように注意が必要です。
枠はブラック下地(透け防止)からのスーパーゴールドとしました。
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さらに機体側もゴールドで塗ってしまいます。
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キャノピーとバチピタで接合しなかった場合のリスクを考えてのことです。
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これなら多少ずれても枠と同じ色だから目立たない! ある意味カモフラ塗装ですね

研ぎ出し [ミラージュ2000C 1/72]

ラッカークリア⇒ウレタンクリアを吹いて、2000番のスポンジヤスリで研ぎ出し開始。
さっそくトラブル発生!
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ハゲた!
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反対側も!

しょーがないので、油彩でレタッチ
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なぜ油彩かといえば、乾きが遅く伸びがよく、調色しながらの細部の筆塗りには最も適しているためです。
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何とかごまかせたかな?

気を取り直して研ぎ出し。タミヤコンパウンドの粗目⇒細目⇒仕上げ目と順当に番手を上げていきます。
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マスキングの段差を埋めたい。が、削りすぎると台無し。チキンレースです。
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数ストロークごとに塗装面を侵食していないかどうか、確認しながらの作業なのでなかなか進みません。
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文字が映りこむようになったら上出来でしょう。

下面も磨いておきます。
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ここはピカピカにする必要もないと思うのでほどほどに。

機体マーキング その2 [ミラージュ2000C 1/72]

とりあえず終えた垂直尾翼のマーキング
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なんだか不満…
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下地にシルバーを塗ったので当然と言えば当然なのですが、見る角度によって発色の具合が違うし、よほど光を当てて反射させないと何ともパッとしない見映え。

というわけでやり直し
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水をつけてこすると着色部分は剥がすことができます。定着剤は糊というより両面テープのような素材なので、上からマスキングテープを貼る⇒剥がすの作業をペタペタ繰り返すことできれいに除去することができました。

さて、剥がした後にどう復旧するかが問題です。下地シルバーが敗因ということは分かってますが、ホワイトを下地に塗ればただでさえ厚い塗膜をさらに一層厚くすることになります。
ちょっと悩んで思いついたのがこれ
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「透明」ではなく「白下地」タイプの水転写デカールです。これなら下地に振り回されることもあるまいて。
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シルバーの下地はそのままとしました。縁取り部分からシルバーがはみ出したりするととてもかっこ悪いので、下地のデザインよりも0.5mmだけ大きくしたデカールを貼っています。

改めて、ボルドー
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生まれ変わる、ブルゴーニュ
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正直発色はまだ不満が残ります。これなら面倒でもマスキングして塗装した方がよかったんじゃ…
とはいえ時間がありませんので、次へ進みます!

機体マーキング その1 [ミラージュ2000C 1/72]

機体各部の識別番号やコーションマークはキット付属のデカールを素直に貼っていきます。
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うお、シルバリングした!
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垂直尾翼は面積が大きい割に何もなくて寂しいので、オリジナルのマーキングを入れることにしました。
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サランラップを使った簡易マスキング。隙間にだけは気をつけて。
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スーパーシルバーを紋章の形に吹きました。
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肝心のマークはこちら
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上のアンコールワットみたいなのがボルドー地方の、下の4つに分かれてるやつがブルゴーニュ地方の紋章だそうです。地方にシンボルがあるってのが日本だとイメージしづらいですね。旧領主の紋章とかかな?
ELECOM社製の水転写デカール用紙を使っています。右上の棒は愛用のお箸。転写シートを印刷面にゴリゴリ押しつけて密着させるのにこれが最適なんです笑
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印刷は家庭用のインクジェットプリンタで。画質の当たり外れも大きいので2枚ずつ作り、吟味して色鮮やかな方を採用しました。

大きさピタリに準備したシルバーの下地に紋章を貼り付け
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水で濡らして台紙を分離させます。
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右側もこの通り
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おぉ、なかなかスムーズやんけ
と思ったのですが…

機体塗装 その5 [ミラージュ2000C 1/72]

左翼の塗装です。
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マスキングにあたっては、模様の大きさ・密度において右翼とのバランスをとれるよう注意しました。

肝心の塗色ですが、「深みのあるワインレッド」というテーマです。
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マルーンだけでもかなりいい線なのですが如何せん発色が弱いため、モンザレッドで赤みを強調し、艦底色で深みを増し、鮮やかなブルーを足すことで紫色をアピール。二度と作れない色ができました笑

薄く薄く、様子を見ながら
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慎重に塗り重ねていきます。
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塗り上がりはこんな具合に。
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マスキングを剥がせばこの通り
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うむ、悪くない!

これで基本塗装はすべて終了。マーキングに入ります。

機体塗装 その4 [ミラージュ2000C 1/72]

まずは右翼から塗装を始めます(左翼よりも薄い色となるためです)。
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葡萄のツタがうじゃうじゃじゃ~!と絡まった図案です。果実はレザークラフト用のポンチで打ち抜いたほぼ真円のものと、彫刻刀でチマチマ切り抜いたいびつなものの2種類を混ぜました。葉はマスキングテープにボールペンで描いた葉脈をもとに、フリーハンドで切り抜き。零戦のときと同じ手法です。ツタは同じくボールペンの下書きを切り抜き。「くるりん」となっているところは神経使いました。

下面はパネルラインを意識して板張り部分をマスキング
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直線部ばかりなので、小さく刻んだテープで地道にやれば大丈夫。

いよいよ塗ります。
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グランプリホワイトはほんの少しだけ青味がかった寒色系の白です。一度に厚塗りしてタレたりしないよう低めのエア圧で、かつ下地の影響を感じなくなるまで最終的には厚く塗ります。

ウマークイッタ
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下地にグラデーションをかけた甲斐あって、視点を変えると表情も変わります。
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下面の出来も上々。
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引き続き左翼の塗装へ続く!
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