SSブログ

メリークリスマス! [雑記]

DSCN4228.JPG
屈強なサンタクロースが世界中にプレゼントを届けます。

『アーマーモデリング』1月号の特集記事「フィギュアを極める AtoZ」に触発され製作。素材はタミヤ1/35の『ソビエト歩兵進撃セット』より。衣服と顔面のグラデーション塗装、そして重曹を使った雪の表現にトライしました。

DSCN4220.JPG
厳しい任務に臨む凛々しい表情!としたかったのですが、なんとも平穏で福々しいお顔…口元と眉毛が原因か?グレーを混ぜたせいで若干顔色も悪い。風邪気味ということで。

DSCN4221.JPG
こちらは血色も良好。キルト上着の防寒性が勝ったか。


DSCN4229.JPG
「中隊長、煙突を発見しました」
「よし、周囲を確認し突入する」
てな感じか。

今年最後の1週間、頑張って乗切りましょう!

呉 旧海軍史跡 [雑記]

広島市から国道31号を約40分。海軍の街・呉へ到着

まず訪れたのは、海上自衛隊呉地方総監部庁舎(旧・海軍呉鎮守府庁舎)
DSCN4064.JPG
呉鎮守府は、第2海軍区(瀬戸内海と四国沿岸)を所管する機関として1890年に設置されました。指揮下には参謀部・造船部(後の呉海軍工廠)などを置き、1945年11月の廃止まで日本海軍の重要軍港としての役割を果たしたのです。
この庁舎は日本人初の英国公認建築士・桜井小太郎の設計により1905年に竣工。敗戦後は進駐軍の管理下に置かれましたが、返還され海上自衛隊の庁舎として使用されています。1階の荒々しく男性的な壁面と、2階の優美で女性的なそれとの対比が印象的です。窓アーチの形状も微妙に異なります。
現役の庁舎なので内部に立ち入ることはできませんが、毎週日曜日の指定時間(10:30~11:30、14:00~15:00)に訪れると自衛官が周辺を案内してくれます。

正面の松
DSCN4074.JPG
海上自衛隊の紋章「桜と錨」が見えるように頂部を伐採しています。おかげで松全体が錨の形に見える…?
ちなみに伐採をしていなければ3億円ほどの価値のある松らしいです。ホントかな

庁舎裏手
DSCN4069.JPG
かつて海軍高官は船舶で乗付け、陸地側の正面ではなく海に面した裏手から登庁することが多かったのだとか。ゆえに裏手も正面に負けず重厚なたたずまいです。1890年の開庁に際し明治天皇が行幸された際もこちら側を使ったそうで、そのために作られた立派な石段が今も残っています。

裏庭にひっそりと残る防空壕入口
DSCN4070.JPG
庁舎裏庭の真下にテニスコート2面ほどの広さの防空壕あり。北西の市街地方面・南東の海軍工廠方面へ伸びる抜け道トンネルも同時に作られました。

呉鎮守府最古の建物
DSCN4071.JPG
1890年の開庁から残っている唯一の建物がこれ。現在は警務隊の庁舎として利用。



続いて入船山公園
呉鎮守府長官官舎
DSCN4103.JPG
呉鎮守府のボスが暮らしていた官邸で、これも1905年に桜井小太郎の設計により完成しました。正面は接待の場としての洋館、奥は居住のための日本家屋となっています。

客間
DSCN4111.JPG
壁面に貼られたのは和紙を型押しし金属箔や顔料で飾った「金唐紙」。

食堂
DSCN4116.JPG
テーブル上には会食のサンプルが並んでいました。テリーヌからシチュードチキン、ローストビーフ、アイスクリームにプディングと何とも豪華な内容。

日本家屋部分はごく普通
DSCN4118.JPG
装飾をこらした洋館部分とは正反対の質素な造りです。



旧海軍工廠方面へ。「歴史の見える丘」と名付けられた一角
造船船渠記念碑
DSCN4077.JPG
乾ドックを埋め立てる際に、壁面の階段を残したものです。ドックの底には砂利が敷かれていたそうな。

呉海軍工廠礎石記念塔
DSCN4078.JPG
各工場の礎石、橋の踏み板、鎮守府庁舎のレンガ、そしてカモメのブロンズ像…と何やかんや集めてはっきり言ってカオスなモニュメント。

噫戦艦大和之塔
DSCN4076.JPG
世界最大の戦艦大和は活躍の場を得ずして没したが、大和に凝集された技術は戦後日本を造船大国として雄飛させる原動力となった。のでこれを讃える記念碑。
右側に大和の46センチ主砲弾(撤甲弾)、左には同じく呉海軍工廠で建造された長門の40センチ主砲弾。

そしてまさにこの場所から海側を見ると
DSCN4082.JPG
IHIマリンユナイテッド(旧石川島播磨重工業)の造船所が見えます。ドックでは大型の商船が組立て中。

もう一つのドックでは護衛艦『さみだれ』が整備中でした。
DSCN4081.JPG
かなり写真を撮りました。軍港ジオラマを作る時に使おう



さらに南へ。アレイからすこじま公園は海上自衛隊艦艇の泊地が間近に見られる桟橋です。
潜水艦救難艦『ちはや』
DSCN4055.JPG

艦名不詳の潜水艦、奥には護衛艦『とね』、さらに奥には掃海母艦『ぶんご』
DSCN4057.JPG

音響測定艦『ひびき』
DSCN4059.JPG
明らかにソ連潜水艦を警戒して配備した艦ですが、現在の戦術的価値は果たして。



おまけ
音戸の瀬戸公園に立つ平清盛公
DSCN4120.JPG

沈む夕日を扇で呼び戻し、瀬戸の開削工事を1日で終わらせた…との伝説。いい写真が撮りたくてちょうど日没時刻にこの公園を訪れたが
DSCN4125.JPG
清盛公「おんどりゃー曇っとるやないけー!」

第13旅団(海田市駐屯地)記念行事 その3(装備品展示) [雑記]

観閲行進と訓練展示に続いて、装備品の静態展示です。
各装備品の詳細についてはwikipediaその他に任せるとして、モデラー視線で紹介します。

軽装甲機動車
DSCN4000.JPG
マッチョなフロントマスクが魅力的です。タミヤから1/35でイラク派遣仕様が発売されていますが、国内配備仕様に改造できないかな?

87式偵察警戒車のおしり
DSCN4006.JPG
排気管後方の煤汚れに注目。真っ黒ではないですがかなり後ろまで伸びています。また、排気管本体も高熱で白い塗料が剥げ、錆が浮いています。
DSCN4007.JPG
スコップやオノなど車外装備品は迷彩に関係なく濃緑色で塗装されています。また、ホイールは前中後で塗り分けられています。


82式指揮通信車を改造した化学防護車。密閉性が高く、乗員を外部の汚染から守ります。車体後部にはマニピュレータが装備され、汚染された土壌などを採取することができます。
DSCN4004.JPG
タイヤは漆黒ではないことに注目。よく整備されホイール中心近くは半ツヤの黒色ですが、外周に近づくにつれ埃で白っぽくなります。路面(砂利)と接する面は明るいグレーです。
また、塗装剥げや錆は見えないものの乗員が乗降の際に踏む部分(車体前縁)には埃が付いています。

155mm榴弾砲が入場
DSCN4009.JPG
観閲行進や訓練展示ではトラックに牽引されていましたが、エンジンを搭載しており自走も可能です。隊員が右手1本(と足?)で操縦しています。
2人で支持脚に棒を取付けて
DSCN4014.JPG
エイヤッと開きます。
DSCN4015.JPG
砲架部分のディテール
DSCN4020.JPG
尾栓
DSCN4038.JPG
取っ手の部分は若干塗装が剥げています。

74式戦車が入場
DSCN4024.JPG
履帯のディテール
DSCN4025.JPG
ゴムパッド付きです。ゴムの路面に当たる部分はほぼ白色。履帯金属部分はかなり錆が浮いて赤褐色ですが、起動輪の歯が噛む部分のみは地肌の金属色が見えています。起動輪も、履帯を噛む側面は金属色ですが直接当たらない先端部は錆が見えます。
転輪のディテール
DSCN4027.JPG
ゴムは明るいグレーで、履帯と当たる面の方が黒く見えます。履帯のゴムパッドも同様。
あっという間に子供たちに占領される74式戦車。
DSCN4045.JPG

最後に登場したのはヘリコプター2機。
DSCN4031.JPG
着陸の際はかなりの強風です! 砂塵が飛ぶため皆ヘリに背を向けています。
UH-1J ヒューイ
DSCN4033.JPG
OH-6D カイユース
DSCN4036.JPG
見れば見るほどカワイイ機体です。

おまけ
DSCN4003.JPG
M1A1運搬車と呼ばれ制式装備品になっているそうです!


「○○中隊名物 串焼」「××駐屯地うどん」など、たくさんの模擬店がにぎわっていました。
DSCN4048.JPG

海田市駐屯地をあとにして慌ただしく呉へ。海ゆかば編に続く!

第13旅団(海田市駐屯地)記念行事 その2(訓練展示) [雑記]

観閲行進の後、偵察用オートバイによるオートバイドリル。
DSCN3953.JPG
6台のオートバイが登場。急転回、スクランブルクロス(四方から交錯)、車上射撃、ジャンプなどなどの技を披露します。動きが激し過ぎていい写真が撮れなかった…。左側に見えるのは73式大型トラックを改造した除染車。車体後部のノズルから散水して砂塵が舞うのを防ぎます。


そして訓練展示の準備が整いました!
観覧席の右方にある「滑走路台」という地点を占拠した敵勢力に対し、左方から各部隊が攻撃を加える設定です。各部隊が中隊長に連絡をしながら作戦を遂行します。
まずはUH-1Jヘリが敵情を偵察。レンジャー隊員を3名ラペリング降下させます。
DSCN3958.JPG

敵航空機を発見! 偵察警戒車が対空射撃を加えます。
DSCN3970.JPG

特科隊の155mm榴弾砲の制圧砲撃
DSCN3973.JPG
200mほど離れていましたが、砲撃の爆音は凄まじい! 会場では砲撃時に耳をふさぐようアナウンス。

そして戦車中隊が進撃開始
DSCN3968.JPG
今回のベストショットです

敵陣地に砲撃を行います。
DSCN3981.JPG
これも腹に響く轟音。

92式地雷原処理車が敵地雷原に突破路を啓開します。
DSCN3987.JPG

そして戦車隊と普通科隊が協同し、敵陣に突入します!
DSCN3990.JPG

無事に「滑走路台」を制圧完了。
DSCN3994.JPG
各兵科の特色が分かりやすい展示でした。中でも榴弾砲と戦車の砲撃は迫力満点。
DSCN3995.JPG
いいですねー榴弾砲。惚れました。


その3(装備品展示)に続く!

第13旅団(海田市駐屯地)記念行事 その1(観閲行進) [雑記]

第13旅団創立13周年・海田市駐屯地創設62周年記念行事に出かけてきました。

駐車場探しに手間取り、到着したのは記念式典が始まる直前。たくさんの観衆で観覧スタンドはいっぱいだったので、人混みの中から見ることに。
DSCN3850.JPG
デジカメをもった手をヨッコイショー!と精一杯上に伸ばして撮っています。
式典の初めに観閲官・第13旅団長が隊員を巡閲(You Tube の音源ページを開きますので雰囲気を味わうBGMにどうぞ。以下同じ)、式辞を述べます。来賓(国会議員、周辺自治体首長、歴代師団長・旅団長)の紹介と祝電披露が終わったところでいよいよ観閲行進が始まります。


まずは中国5県の県旗が入場。
DSCN3856.JPG
岡山⇒広島⇒山口⇒鳥取⇒島根と続きます。

『陸軍分列行進曲』に合わせ、普通科連隊の徒歩行進。
DSCN3865.JPG

普通科の各中隊が入場し終わったところで、曲を『祝典ギャロップ』に替え、車両が次々に入場します。まずは偵察隊の偵察用オートバイと、85式地上レーダー装置
DSCN3878.JPG
さらに87式偵察警戒車
DSCN3879.JPG

日本原駐屯地の特科隊より、155mm榴弾砲
DSCN3884.JPG
リュウダンポウと発音するようです。

通信隊より82式指揮通信車
DSCN3920.JPG

衛生隊の1トン半救急車
DSCN3916.JPG

施設隊の81式自走架柱橋
DSCN3898.JPG

高射特科隊の93式短距離地対空誘導弾
DSCN3893.JPG

そしてお待ちかねの戦車中隊!
DSCN3929.JPG
74式戦車は制式採用から40年近く経つとはいえ、陸上自衛隊の主力戦車です。
数百メートル離れていてもエンジンの爆音が響いてきます。目の前を通過すると観衆も大興奮。しかし見るからに燃費悪そうだなぁ


空には航空自衛隊からのゲスト、C1輸送機が飛来
DSCN3940.JPG


最後に、空挺団によるヘリからの自由降下です。曲は『空の神兵』
DSCN3945.JPG
1600m上空から、4名の隊員が風に乗りながら見事に会場へ降下成功
DSCN3952.JPG
落下傘を開いているとはいえ、着地はかなりの勢いです。素人がやったら両足捻挫しそう

副旅団長(兼・海田市駐屯地司令)が旅団長に対して観閲行進の完了を報告。これにて記念式典は終了です。隊員800名・車両140輌という大規模な観閲行進はかなりの見ごたえでした。

その2(訓練展示)に続く!

護衛艦『DD21』一般非公開 [雑記]

炎天下に負けず宇野港まで約30kmのサイクリング。
お目当ては三井造船玉野事業所で建造中の新鋭護衛艦です。

『あきづき』型汎用護衛艦の4番艦として昨年6月14日に起工。来週8月22日に進水し、2014年3月には竣工する予定です。

【要目】
全長: 150.5m
常備排水量: 5050t
兵装:
 5インチ速射砲 x 1
 ファランクスCIWS x 2
★90式艦対艦誘導弾 x 1
★07式垂直発射魚雷投射ロケット x 1
 68式対潜短魚雷3連装 x 2
搭載機: 哨戒ヘリ x 1

★印で示したように、搭載兵装のアメリカ製から国産への切り替えが進んでいます。対艦ミサイルはハープーン、対潜ロケットはアスロックの代替です。

この艦級の一番の売りはOYQ-11戦術情報処理装置。レーダーやソナー、さらに情報衛星からのデータをまとめ、対空・対潜・電子戦などのサブシステムと連接させることで各兵装の最適運用を目指すシステムです。さらに艦隊レベルの上位システムと統合させることも可能。よく分からんが凄い!

22日の進水・命名式典は一般公開されるとのこと。もっと早く知っていれば貴重な夏休みを取得して駆けつけたのですが叶わず…。それでも進水直前まで建造が進んでいるなら、船台上の姿を一目見られるのでは?と、ダメモトで見に来ました。


まずは四国へのフェリーが発着する宇野港から、三井造船玉野事業所を望む。
DSCN3691.JPG
うーんこの
DSCN3692.JPG
遠くてよく分からない。

もう少し近づいてみることにしましょう。
海岸沿いの道路を西へ。自転車の機動力はこういうスパイ遊びに最適です。

見晴らしのいいスポット発見。釣りを楽しむ家族に怪しまれながらも気にせず写真を撮りまくる。
DSCN3697.JPG
それにしてもクレーンの多いことよ。
お、あの海自グレーは…
DSCN36951.jpg
ついに見つけました! 画像中央付近に、民間船とは思えないイカツいマスト&煙突!
あれこそが新鋭護衛艦(名前はまだない)です。

さらに接近。メタルギアソリッドのBGMがよく合います。
DSCN3699.JPG
さすがに敷地内へ侵入なんて大それたことはできないので、ここらが最接近ポイント。造船所北側の防波堤からです。手前の建屋が邪魔だ…。

高台から。
DSCN3701.JPG
マストと煙突の先っぽしか見えませんが、上部構造はかなり形になっているようです。進水時点でできているのは船体だけで、上部はまっさらな状態 ↓ が普通かと思っていましたが違うんですね。
lucnch.jpg
(画像は戦艦『三笠』進水の様子。1900年11月8日、英バロー造船所にて。)


いよいよ進水が間近に迫っていますが、気になるのは艦名です。1番艦『あきづき』、2番艦『てるづき』と、大戦中の『秋月』型駆逐艦と全く一致しているので、順当にいけば『すずつき』。しかし冒頭述べたようにこの艦、計画上は4番艦(三菱重工長崎で先に起工された3番艦は遅れて9月進水)なので、ひとつ飛ばして『はつづき』か。
というわけで、DD21 2247号艦の艦名は『はつづき』単勝の一点買いで!




(8/22追記)
無事に進水し、『ふゆづき』と命名されました。
艦名予想は見事に外れ!

なお『あきづき』型のキットはレジン・インジェクションともに未発売。アオシマの『たかなみ』型をベースに改造している猛者もいらっしゃるようですが…
ピットロードが2012年中の出荷を目指し鋭意開発中とのことなので、しばらく待ち。

護衛艦『せんだい』一般公開 [雑記]

今日も今日とて海上自衛隊の追っかけ。
護衛艦『せんだい』の一般公開が玉野港で開催されました。

第12護衛隊(呉) 護衛艦『せんだい』
DSCN3620.JPG
地方隊の中核を担うべく冷戦期に設計された、『あぶくま』型護衛艦の4番艦として1991年に就役しました。

【要目】
全長: 109m
常備排水量: 2,000t
最大速力: 27.0kt
兵装:
 76mm速射砲 x 1
 ハープーン対艦ミサイル4連装 x 2
 アスロック対潜ミサイル8連装 x 1
 68式対潜短魚雷3連装 x 2
 ファランクス近接対空火器 x 1

昨日も見ました76mm速射砲。
DSCN3585.JPG
演習用砲弾が展示されていました。業務用エアコンで有名なダイキン工業社製。
DSCN3588.JPG

手摺支柱のクローズアップ。
DSCN3587.JPG
模型で再現するのはさすがに無理か…

左舷よりメインマストを望む。
DSCN3590.JPG

アスロック発射基の後部装填口。
DSCN3593.JPG
アスロックは発射後にパラシュートで着水し、目標の敵潜水艦を追尾します。1961年に米海軍が開発し、現在も世界中の艦艇に搭載されています。

第2煙突のディティール
DSCN3595.JPG

68式短魚雷発射管
DSCN3597.JPG
これも米海軍の開発によるもので、現在ライセンス生産が行われています。

ファランクスCIWS(近接対空火器)
DSCN3608.JPG
護衛艦の防空システムは多層構造をなしています。飛来する航空機や対艦ミサイルに対して、まず対空ミサイル、次に速射砲が阻止します。そして最後の盾となるのがこのCIWSです。艦のレーダーや火器管制装置に依存せず、単体で目標を発見・捕捉し射撃まで一連の動作を行えることが特長です。
DSCN3609.JPG
後ろ側には複雑な装弾機構。

ハープーン対艦ミサイルのディティール
DSCN3610.JPG
固体燃料ロケットエンジンにより発射後約7秒間加速し、その後はターボジェットエンジンで海面付近の低空を飛行します。射程距離は120km以上。

艦尾より
DSCN3612.JPG
艦尾作業甲板のディティール
DSCN3614.JPG
赤いガソリンタンクがありますが、用途は不明。ヘリコプターあるいは艦載艇か?

ヘリコプター甲板の側面は手摺ではなく落下防止ネットが装備されています。
DSCN3615.JPG


以下おまけ
『せんだい』の一般公開は、玉野港で行われた第16回たまの港フェスティバルの一環として開催されました。
同会場でのモーターショーにて。カウンタックと護衛艦!
DSCN3624.JPG
こんな珍しい車もありました。
DSCN3627.JPG
1944年製キューベルワーゲン(ドイツ空軍仕様)

また、模型愛好会の展示もありました。
DSCN3628.JPG
22万トンの超大型豪華客船『オアシス・オブ・ザ・シー』。1/250のフルスクラッチビルド。これはすごい。

1/350 タイフーン級原子力潜水艦
DSCN3631.JPG

艦名不詳、フランスの軍艦
DSCN3629.JPG



フネまみれの週末でした。触発されてたちまち購入。
DSCN3636.JPG
印象が残っているうちに作りたい!

掃海母艦『ぶんご』一般公開 [雑記]

掃海母艦『ぶんご』、掃海艦『はちじょう』、掃海艇『みやじま』の一般公開が、高松港で開催されました。

掃海母艦『ぶんご』…掃海隊群直轄(呉)
DSCN3522.jpg
『うらが』型2番艦として三井造船玉野事業所で建造され、1998年に就役。掃海隊を率いるための指揮・補給機能に加えて、機雷敷設機能も備えています。艦尾には大型のヘリコプター甲板があり、MH-53Eを発着艦させることができます。

DSCN3523.jpg
【要目】
全長: 141m
常備排水量: 5,700t
最大速力: 22.0kt
兵装:
 76mm速射砲 x 1
 機雷敷設装置3型

1番艦『うらが』との識別点は艦首に76mm速射砲1門を装備している点です。
DSCN3530.jpg
伊オート・メラーラ社製のこの砲は、内部に砲員を配置しない遠隔操作式。最大射程16,000m、毎分100発の射撃が可能です。1969年から現在に至るまで、世界中の小~中型艦艇に採用されているベストセラーです。

巨大な艦橋
DSCN3531.jpg

甲板上の戦闘通行帯
DSCN3533.jpg
模型では甲板と異なる色で塗装したりデカールで再現したりすることが多いですが、実物は全く同じ色です。しかし滑り止めのためにザラザラとした質感になっています。大スケールの模型であれば、この質感の差を再現できるかもしれません。

救命筏
DSCN3535.jpg

煙突を左舷前方より
DSCN3537.jpg

艦尾には機雷が展示されていました。磁気機雷(手前)と感応機雷(奥)です。
DSCN3538.jpg

掃海具(パラベーン)を係留するための掃海索
DSCN3541.jpg
母艦『ぶんご』が直接掃海作業を行うことはなく、指揮下の掃海艦・掃海艇に補給するためのリールです。

艦橋右舷、信号旗台
DSCN3545.jpg

艦橋右舷よりメインマストを望む
DSCN3546.jpg

艦橋内部
DSCN3547.jpg
右側に見える赤青の座席は艦長席。左奥には黄色いカバーの掛けられた椅子があり、掃海隊司令の座席となっています。

艦橋左舷、M2重機関銃用銃架
DSCN3550.jpg
米ブローニング社製のM2重機関銃は、普段は武器庫に格納されているため艦艇固有の装備品ではなく「搭載品」という扱いになっているようです。

岸壁より艦尾
DSCN3554.jpg
艦船模型では定番の、鋼鈑継目がはっきりと見えます。

艦尾ハッチ
DSCN3555.jpg
中央の大型ハッチは航空掃海具や艦載艇を格納するためのもの。左右4ヶ所のハッチは機雷敷設用のものだそうです。




掃海艦『はちじょう』(手前)…第51掃海隊(横須賀)
掃海艇『みやじま』(奥)…第1掃海隊(呉)
DSCN3573.jpg
『はちじょう』は『やえやま』型掃海艦3番艦、『みやじま』は『すがしま』型掃海艇10番艇として建造された、いずれも木造の艦艇です。

『はちじょう』艦尾甲板は一段低くなっており、深深度機雷処分具・磁気掃海具・音響掃海具などが搭載されています。
DSCN3560.jpg

『はちじょう』艦首のガトリングガン
DSCN3569.jpg
機雷の係維索をパラベーンにより切断して浮上させ、機銃で掃射して処分します。発射速度は毎分450発!

最後に『はちじょう』士官室
DSCN3562.jpg
「普段はここ(肩章)が金色の人しか座れないんすよー」と話してくれた隊員。艦橋と同じく、左舷側が上座。座り心地はなかなかです。緊急時には医務室になるとか。


いずれもシーラインシリーズより、『うらが』型はレジンキットが、『やえやま』型はメタルキットが発売されています。ただし現在入手困難…

第61回掃海殉職者追悼式 [雑記]

5月26日11時より、香川県琴平町の金刀比羅宮(こんぴらさん)で挙行された
第61回掃海殉職者追悼式を見学しました。

敗戦当時、日本近海に敷設された各種機雷は67,000個に上り、船舶運航の重大な妨げとなっていました。これら膨大な機雷の掃海に従事し、重要航路や港湾の啓開にあたる任務の中で、不幸にも79名の隊員が殉職されした。彼らを讃えるために、海事にゆかりの深い金刀比羅宮境内に『掃海殉職者顕彰碑』が建立され、毎年海上自衛隊の主催により追悼式典が挙行されています。
参列者は自衛隊・防衛省関係者、殉職者遺族、自治体首長など。

DSCN3502.jpg
掃海隊群司令 德丸海将補による追悼の辞。海将補の父も復員後、掃海任務にあたっていたとのこと。

国旗掲揚
DSCN3511.jpg
演奏は呉音楽隊による君が代です。

掃海母艦『ぶんご』儀仗隊による、敬礼と弔銃発射の瞬間
DSCN3506.jpg
音楽隊の後ろに儀仗隊が銃を構えています。ファンファーレに合わせて3発、銃声が山間にこだましました。動画を撮っておけばよかった…

追悼演奏は『掃海隊員の歌』『同期の桜』『掃海喇叭』『海ゆかば』
最後の『海ゆかば』のみ撮影に成功。アタマは少し切れていますが。
http://www.youtube.com/watch?v=YKltA_Az0WQ


以下おまけ
DSCN3508.jpg
式典終了後、役目を終えた儀仗隊。銃の手入れについて上官から細かい指示を受けていました。

解散し、金刀比羅宮の参道へ繰り出す隊員たち。
DSCN3519.jpg
修学旅行生に敬礼を返したり、うどん屋に立ち寄ったりと気さくな雰囲気でした。

ルーペ付きアームライト導入 [雑記]

新兵器が制式採用されました。
DSCN3492.JPG
オーム電機 ルーペ付きアームライト「L-ZOOM」
送料込みで約5000円なり。

大きさはこのくらい。
DSCN3493.JPG

明るく
DSCN3494.JPG

大きく見えます!
DSCN3495.JPG

明るさとレンズ倍率(1.75倍)は必要にして十分という印象です。

長所
・ガラスレンズ(樹脂より傷つきにくい)
・ランプにハンドルが付いていて動かしやすい
・テーブルの縁にクランプで直接取り付けるので、邪魔にならない

短所
・アームの締まりがキツめ(新品だから?)
・点灯スイッチがなぜかランプの後ろ側にある
・角度によっては蛍光灯の光が横から漏れて直接眼に入り、まぶしい

普通の蛍光灯デスクライトを使ってたこれまでにくらべると、眼への負担はかなり軽減されそうです。一方で従来見えなかった傷やホコリに気付いたりして精神的なダメージは倍増するかも…



さて、今週末は海軍記念日(5月27日、日本海海戦)ということで、近所でも海上自衛隊のイベントがいろいろと開催されます。
金刀比羅宮(こんぴらさん)では掃海隊群による掃海殉職者追悼式(26日11時~)が開催されるほか、高松港に掃海母艦『ぶんご』が、玉野港には護衛艦『せんだい』が入港し一般公開が行われます。
久しぶりにアクティブな週末の予感…

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。